
欧州でCB1000 ホーネットを発表したばかりのホンダが、さらにフルカウルのバリエーションモデルを開発しているとの噂をキャッチ。これはかつてのホーネットS の再来!? スポーツもツーリングも楽しめるモデルの誕生だ。
情報提供元:月刊オートバイ2024年2月号(12月28日発売)
CG:宮窪伸治
目次
精悍フルカウルが似合う快速仕様の万能スポーツ
11月のミラノショーで初公開されたCB1000ホーネットは、本誌の予想通り2017年型CBR1000RRのエンジンを搭載したストリートファイターとしてデビューした。新たなホーネットの国内発売が期待されるが、なんと、さらにフルカウル版のCB1000ホーネットSがスタンバイしている模様だ。
スポーツツアラーのコンセプトとして開発されているようで、スポーツ走行もツーリングもマルチに楽しめるオールラウンダースポーツとなりそうだ。デビューは、CB1000ホーネットに続く2024年後半で、欧州デビューが濃厚。ともに国内発売を期待したいところだ。
CB1000 HORNET S [HONDA] 画像は編集部が製作した予想CG。予想登場時期:2024年夏以降。
GB1000 HORNET [HONDA] 2017年型CBR1000RRのエンジンをスチールフレームに搭載。最高出力150PS で電子制御スロットルも採用される。
CBRの血を引く待望のスポーツツアラー!
CBR譲りのエンジンで強力なライバルに対!?
CB1000ホーネットSは、欧州で2006年に発売されたCBF1000の後継と言えるスポーツツアラー。2004年型CBR1000RRのエンジンを搭載していたところも似ている。このコンセプトは2011年のカワサキ・ニンジャ1000や2016年のスズキGSX-S1000Fでも登場し、2021年にはGSX-S1000GTも加わった。一方のホンダは2010年にVFR1200Fをグローバル展開、お役目はCBF1000Fにバトンタッチはしたものの、欧州専用モデルに留めていた。
そして時代は一巡し、ホンダはCB1000ホーネットSで並列4気筒エンジンのスポーツツアラーに参入しようとしている。スチールツインチューブフレームや姿勢角センサー非搭載の電子制御など装備が質実剛健なところで、コストパフォーマンスの高さも期待できそうだ。それでも最高出力は150PS以上。強力なライバルに立ち向かう、ホンダファン待望のスポーツツアラーとして人気になりそうだ。
CB1000 HORNET S [HONDA] 画像は編集部が製作した予想CG。予想登場時期:2024年夏以降。
GSX-S1000GT [SUZUKI] GSX-R1000系のエンジンやアルミツインチューブフレームなどスーパースポーツ譲りの装備が特徴。メーターも最新のTFTだ。価格は159万5000円。
CB1000ホーネットをベースにフルカウル化
CB1000ホーネットは、従来のCB1000Rが2004年型CBR1000RRのエンジンがベースだったのに対し、2017年型ベースへと更新され、最高出力も145PS→150PS以上へと増強された。フレームはモノバックボーンからツインチューブへと変更され剛性も強化されているだろう。一方、リアタイヤは190サイズから180サイズへと細められており、軽快さも重視していると思われる。Sはこれをベースにフルカウルツアラー化されるだろう。
HORNET S [HONDA] 600㏄版のみ2000年にハーフカウル付きのホーネットSが追加された。CB1000ホーネットのツアラーもS になる!?
ホンダのツアラーは世代交代が進む
栄華を極めたV型が並列エンジンに移行
ホンダのスポーツツアラーは長らくV型エンジンが主流だった。フラットなトルク特性がツアラーに向いているとされ、特にVFR-Fシリーズが名高い。ところが、現在V型エンジンはモトGP以外に存在していないことから世代交代も進む。欧州でロングセラーだったV型2気筒のNT700ドゥービルは並列2気筒のNT1100にスイッチ。そして、V型4気筒のVFR800Fも2022年10月に生産終了。CB1000ホーネットSがその後継となりそうだ。
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これは楽しみ!!
?これはCBRと呼ばれるシロモノでは無いのか?
コストのかかるV型エンジンをやめて並列エンジンに集約しようとしてんでしょ。
何のためにMoto GPだけV型で続けんの?
だからCBRは売れないんですよ。デザインセンスも悪いし、高いし。
このホーネットも魅力感じないなぁ。
ホーネットはいかっこ悪い
外車が欲しくて買ってるわけじゃないんだ。
本当は国産がいいけど見た目が悪いから仕方なく外車にしている。
見た目良くて安心安全な国産に乗りたいよ・・・V4熱いし
どうせ買わない買えないのに