2023年に二輪事業100周年を迎えたBMWが、グローバルの販売台数を発表。20万9257台という同社史上最高の販売台数を記録した。

新型R1300GSが早くも4528台販売

BMWは、前年比3.1%増となる20万9257台のバイクを2023年に販売し、同社史上最高の販売台数を記録した。

地域別では、欧州での販売が堅調で11万6012台 (4.7%増)を記録。ドイツが2万4176台 (0.2%増)でトップとなり、続いてフランスが2万1668台(2.1%増)、イタリア が1万6179台(3.3%増)、スペイン が1万2716台(1.7%増)となった。特に東ヨーロッパは 6000台(105.4%増)で前年の倍以上となる大幅な伸びを記録した。

欧州以外では、アジアで4万7061台(1.6%増) を販売。中国が1万5832台(2.8%増)、インドが8768台(20.4%増)で過去最高の販売台数となった。また、ブラジルが1万4106台(8.1%増)、メキシコが7088台(6.8%増)と南米でも高い伸び率を記録している。

BMWは、2010年に並列4気筒のS1000RRをリリースするなど、現在に至るまで製品ラインナップを拡大し続けている。さらにハイパワーのMモデルや新型R1300GSの投入などの人気シリーズの充実が2023年の業績向上の要因になったという。

車種別ではR1250GS/R1300GSシリーズが最大

R1250GS/アドベンチャーは約5万6000台を販売するなど、例年通り好調な販売台数を記録。また、2023年秋から発売されている新型R1300GS(4528台)と合わせて、6万535台(1.62%増)という販売台数を記録した。

スポーツモデルでは、4気筒シリーズが好調。代表格のS1000RRは1万1442台(13.9%増)を販売し、スーパースポーツセグメントではトップを堅持。一方、プレミアムな装備が魅力のM1000Rは、3655台と想定以上の販売を記録した。シリーズでは、S1000R、S1000XR、M1000RR合わせて2万5194 台(7.5%増)の高性能4気筒モデルが販売された。

そして、最も売れたのは500cc以上のミドルクラスとなり計6万2834台(3.2%増)を販売。特に新規層に人気のF750GSは、1万1064 台(15.6%増)を販売し注目を集めた。

スクーターなどのコミューターは2万460台(17.9%増)を販売。注目はCE 04が7177台販売され、出力11 kW以上のEVおよびスクーターの世界市場で約70%のシェアを獲得していること。2022年の販売台数を44%上回る伸びを記録している。

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