ジャパンモビリティショーなどに出展して話題になったICOMAのTATAMEL BIKE(タタメルバイク)が「モンスターマシン」にカスタムされて東京オートサロンに展示された。
「やっとモーターのコイルが温まってきたところダゼ」
そんなオーナーの声が聞こえてきそうな電動バイクは日本のベンチャー企業が開発したタタメルバイク。ホンダのモトコンポのようにハンドルが折りたためてコンパクトに変形するので、クルマに積載したり室内に保管したりなど電動ならではの使い勝手を実現している。
オートサロンに展示されたカスタム仕様は、レーサーのようにハンドルを低くマウントし、出力を原付1種→2種仕様にチューンナップ。オーナーは「モンスターマシン」、「怪物の機械」とプリントされたステッカーを貼っていることから、目指すコンセプトが伺える。
さらに、フロントフェンダーには社名のICOMA(社長が生駒崇光氏)を由来にしたと思われる「生駒山」のステッカーがあり、金田のバイクを意識したステッカーチューンがアツい。健康優良不良少年の電動バイクとして、オートサロンの会場に溶け込んでいた。
おもちゃメーカーから生まれた新モビリティ
ICOMAの生駒崇光氏はおもちゃメーカーの出身。その後、家庭用ロボット等の開発を経て、駐車スペースがないユーザーでも、折りたたんで好きな場所に駐車できるというコンセプトの「タタメルバイク」を考案した。当初はSNSでのコンセプト発信から始まった開発は多数のユーザーの高評価を得て、2023年中の発売を目指して開発が続いていた。
タタメルバイク主要諸元
・サイドパネルサイズ:H350mm×W570mm
・車重:63kg
・定格出力:600W
・最高出力:2000W
・バッテリー電圧:51.2V
・バッテリー定格容量:12Ah
・バッテリーライフサイクル:2000-3000回
・ホイール:F=10インチ、R=6.5インチ
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