バイク業界の最新情報を発信する二輪車新聞から、2023年の排気量別販売台数(推計)ランキングが発表された! バイクブームが沈静化する中、定番モデルが人気を集めたのか、はたまた意外なモデルが食い込んだのか、販売台数から人気をチェックしてみよう。今回は「400cc~」(小型二輪の大型免許クラス)カテゴリーTOP10のモデルを紹介していきたい。

情報提供元 [ 二輪車新聞「2024年新年特別号」 ]

【第10位】4気筒1000ccシリーズ健在 スズキ「GSX-S1000(’21~)/GT/カタナ(’22~)」

1284台

2021年にフルモデルチェンジしたGSX-S1000をベースに2022年にはこれをベースにしたフルカウルツアラーのGSX-S1000GTが登場。GTは「mySpin」等の最新デバイスを搭載するツアラーとして注目を浴びている。さらに、同系のプラットフォームを使用し2019年から販売されていたカタナも、2022年型で電子制御スロットルやクイックシフターを採用して最新装備へアップデートされている。


【第9位】25周年記念車が追い風 スズキ「ハヤブサ(’21~)」

1344台

2021年に新型に生まれ変わったハヤブサは安定した販売を記録しており、2022年は1363台で11位だったが、2023年はほぼ同じ台数で9位をマークした。2023年はハヤブサの誕生25周年を記念したスペシャル仕様を国内では300台限定で発売し、記念モデルも追い風になった。

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【第8位】トラがランクイン トライアンフ「ボンネビルt120/スピードツイン1200/スラクストンRS/スクランブラー1200」

1421台

トライアンフ定番のバーチカルツインがベスト10圏内に食い込んで来た。2020年にはボンネビルT120 とスラクストンが650台で21位、2022年にはボンネビルT120とスピードツインが919台で17位だったが、中心的な1200ccの4モデルを合算したことによる結果だと思われる。

【第7位】ヤマハは新型XSR900に人気集中 ヤマハ「XSR900(’22~)」

1440台

2021年にフルモデルチェンジしたMT-09をベースに丸目のヘッドライトを装着したネオクラシック仕様。XSR900としては2016年のデビュー以来のフルモデルチェンジとなり、エンジンやシャーシだけでなく電子制御も最新仕様にアップデートされた。2024年夏にはハーフカウルを装備したXSR900GPがスタンバイしており、さらに人気が高まりそうだ。

ヤマハ XSR900 ABS

【第6位】30位から6位にランクアップ カワサキ「ニンジャ1000SX(’22~)」

1466台

2020年に右1本出しマフラーに変更したニンジャ1000SXが、2022年の545台30位から6位に躍進。2022年7月に令和2年排ガス規制に対応するとともにカラーリングを変更した。2023年末にはレッド×ブラックのトップガンカラーを纏ったNinja40周年記念モデルも発売されており、2024年もランクアップする勢いだ。

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