ヤマハのセロー250が2020年に生産終了し、35年のロングセラーが幕を閉じた。ほぼ同時に発売されたカワサキのKLX230は排ガス規制の影響で現在ラインナップから消えている。公道を走れるオフロードがホンダしかない現状は今後どうなるだろうか。

ヤマハは可能性あり、スズキはDR-Z400Sの復活を希望

ジャパンモビリティショーでカワサキが新型KLX230を展示した。日本では2022年10月が適応期限だった排ガス規制の影響で現在はラインナップから姿を消しているが、編集部が得た情報によると新型メグロS1、W230とエンジンを共用し、春以降に発売される模様だ。

2024年は、ホンダのCRF250LとKLX230が公道走行可能なオフロードモデルとしてラインナップされるが、水面下でヤマハが200~230ccのモデルを開発しているというウワサだ。また、YZF-R15のように海外モデルのWR155Rを国内に導入する可能性もあると言われる。

残るスズキは2023年にVストローム250SXをリリースしており、試乗会ではダート走行のステージも用意。林道レベルのダートは十分対応可能だった。このようにオフロードモデルは充実しつつある状況だが、やはり希望したいのはスズキの本格オフモデル「DR」の復活だ。

250ccはVストローム250SXがカバーするのであれば、スズキの本格オフロードは海外モデルのDR-Z400Sをベースにするのはどうだろうか。他メーカーにはない排気量でスーパーモタード仕様のDR-Z400SMもある。水冷エンジンなので排ガス規制にも対応しやすいだろう。

果たして4メーカー揃い踏みのラインナップが実現する日は来るだろうか?

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    >水冷エンジンなので排ガス規制にも対応しやすいだろう。

    じゃあなんで水冷のCB400SFは終売したんすかね?
    エンジンに手を入れるにしても、法規・環境規制対応の追加部品載せるスペース何とかしないといかんでしょ。

  2. 匿名 より:

    空冷よりは対応しやすいだろうという、ただそれだけのことじゃない?

  3. 匿名 より:

    「じゃあなんで水冷のCB400SFは終売したんすかね?」4気筒はコストが掛かり過ぎる。
    「水冷エンジンなので排ガス規制にも対応しやすいだろう。」その通りです。排気規制をクリアーしようと、エンジンを改良してくると、熱対策が必要になる。空冷だと熱対策は難しいのです。

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