
ホンダがミラノショーで発表した新型CBR1000RR-Rを国内で発売することはアナウンス済み。ここでは発売時期やカラーリング、日本でのコンセプトなどを予想したい。
ABSにはレースモードを導入しより強力な減速が可能に
2020年に「R」が追加され大幅な戦闘力アップを果たしたCBR1000RR-Rがエンジンから外装に至るモデルチェンジを実施した。ホンダ初の2モーターの電子制御スロットルの採用により、半開時の制御が向上しエンジンブレーキの増強もできるようになっているのが目玉だ。
また、世界で初採用のオーリンズ製第3世代スマートEC倒立フォークは、ライダーが体重を入力することで最適なプリロード値を表示する「デジタルスプリングプリロードガイド」が特長。ABSにはレースモードが導入され、リアABSをオフにできるようになっている。
開発コンセプトは「Total Control for the Track 操ることを楽しむフラックシップスーパースポーツ」で従来型の路線を踏襲。一方で、剛性を落とし軽量化したフレームでハンドリングの軽快性とライディングポジションの自由度を高めて一般道での操る楽しみを向上させている。
日本での予想発売時期は3月上旬で、1月には価格など詳細が発表されるだろう。ラインナップはSTDがグランプリレッド、SPがブラックとグランプリレッドの2色になるだろう。尚、新型CBR1000RR-Rレースベース車はSPが266万5300円で2月に発売される。
新型CBR1000RR-R FIREBLADE SP欧州仕様 [HONDA] SPはオーリンズの第3世代スマートECサスペンションを搭載し、ブレンボの新しいStylema Rキャリパーを採用している。 CBR1000RR-RファイアーブレードSPにはカーボンエディションも用意される。1kg軽量でマットパールモリオンブラック塗装が施される。 新型CBR1000RR-R FIREBLADE欧州仕様 [HONDA] STDのサスはSHOWAの径43mmBPFフォークにリアはBFRC-Liteを採用している。カラーはレッドのみ。 CBR1000RR-R FIREBLADE SP(2022年) [HONDA] デビューから2年を経て吸排気系の改良や2次減速比の変更、トラクションコントロールの最適化などを施した2代目。
2024年型CBR1000RR-R/SP欧州仕様主要諸元(参考)
・全長×全幅×全高:2100/2105×740【745】/750×1140mm
・ホイールベース:1450/1455mm
・シート高:830mm
・車重:200【201】/201kg
・エジンン:水冷4ストローク並列4筒DOHC4バルブ 1000cc
・最高出力:217.6PS/14000【14500】rpm
・最大トルク:11.5㎏-m/12000【12500】rpm
・燃料タンク容量:16.5L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=200/55ZR17
※【 】は2022年型CBR1000RR-R欧州仕様
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