2022年10月にCB400スーパーフォア(SF)が生産終了し、ホンダの4気筒400ccモデルが消滅してからすでに1年が経過した。果たして新型はあるのだろうか。

日本向けスタンダードネイキッドになる!?

ホンダの新型4気筒400ccのウワサはCB400SFが生産終了になる前からあり、Webikeプラスで度々報じている。その内容は中国で4気筒500ccモデルが開発されており、これを400cc化して日本にも導入するというもの。これがCB400SFの後継機になると予想されている。

このウワサが出回った当時は「なぜ中国?」という状況だったが、現在に至ってはかなり現実味のあるものと言えるだろう。2023年にカワサキのZX-4Rが中国で発売されヒットしているだけでなく、現地メーカーが並列4気筒スポーツモデルに続々と参入しているのだ。

中国ではスポーツバイクがブームを迎えており、ホンダもこれに合わせて新たな並列4気筒のエントリーモデルを現地でリリースすると思われる。同時に日本市場向けのコンセプトで4気筒400ccモデルを発売するという流れになるが、時期的には2025年と予想される。

モデル像は不明ながら、日本向けのコンセプトになることが濃厚だ。というのも中国と日本では好みに大きな違いはなく、「日本市場で通用するものは中国でも売れる」という。日本で売れるスタンダードネイキッドを追求して開発が進行することに期待だ。

ホンダは中国で4気筒モデルを現地生産する!?

4気筒400ccに関連してか、ホンダは中国でCBR400Rの現地生産を開始したという情報だ。中国ではカワサキのニンジャ400がヒットしたというが、関税を抑えられる現地生産によって15万円ほど下回る価格で対抗。また日本では生産終了したCB400Fも発売している。

一方、カワサキは中国でのニンジャ400のヒットを受けてZX-4Rシリーズを中国でも発売した。既存の日本ブランドの4気筒モデルよりも安い6万9800元(約140万円)で、こちらも中国で注目されている状況だ。ホンダの新たな4気筒はこれに対抗するモデルだろう。

ホンダには中国で生産することで関税を抑えた価格を実現できる強みがあり、4気筒モデルが現地生産できるとZX-4Rよりも安価に設定できる可能性が高い。中国では多気筒モデルへの注目度が高まっており、先述の通り現地メーカーがライバルになりつつあるのも背景だ。

中国でホンダの4気筒500ccが発売されるとしたらZX-4Rに排気量で勝り、さらに価格も安く設定できれば中国での競争力は高い。加えて、バリエーションの4気筒400ccモデルも日本でZX-4R以下の価格にに設定できれば大きな注目を浴びるはずだ。続報に注目して欲しい。

【ギャラリー】中国の400~500cc並列4気筒スポーツや日本のミドルスポーツモデル (14枚)

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コメント一覧
  1. GPX250Rii より:

    市販されるのが待ち遠しいです!!

  2. とし より:

    フロントディスクがシングルなのかな?

  3. トグサ より:

    もしこのまま発売されるならまず売れないよ。

    なんといっても見た目、装備ともに貧弱すぎる。

    海外では大丈夫でも日本じゃ売れない。

  4. 匿名 より:

    とりあえずストリートファイター系はやめて

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