
2020年にセロー250が生産終了して以来、国内から姿を消しているヤマハの公道オフロードモデルが開発中という予想は以前からお伝えしているが、排気量についてのウワサをキャッチしたのでお届けしたい。
CG:SRD250ccではなく200~230cc!? であればセロー路線もあるか
ジャパンモビリティショーでカワサキが新型KLX230を展示したのは記憶に新しいところ。2024年春以降に国内での発売が予想されるが、2023年はスズキがVストローム250SXを国内発売しており、絶滅危機に瀕していたオフロード系モデルが活気づいてきている状況だ。
この状況にヤマハが黙っているはずがなく、250ccクラスのオフロードモデルを開発していると予想されるが、排気量は軽二輪上限の250ccではなく、200~230ccくらいとのウワサがあるのだ。あえて250ccではないのは、初代セローを思い起こさせる開発方針かも知れない。
1985年に発売されたセローは軽さやコンパクトさにこだわった車体で、速さではなく足を着きながらでも山道を走り切るという独自のコンセプトを実現した。前身のXT200からわずかに排気量を拡大したが、250ではなく223ccというあえて中途半端な排気量を選択したのだ。
ヤマハの新型オフロードモデルが200~230ccという排気量になるとしたら、動力性能を追求したモデルにはならない可能性もあるだろう。車名は仮にWR230Rと名付けてみたが、ネーミングや具体像はまだ不明。ただ、排気量からセロー路線もありそうな気配なのだ。
予想CGではグローバル展開を考えるとWRが基本線と予想し新型WR230Rとしてみたが、カワサキのKLX230が空冷で新発売されることから空冷セロー230という線もあり得るか。
WR250R(2007年) [YAMAHA] 吸気側にチタンバルブを採用し31PSを発揮するエンジンを国内オフ初のアルミフレームに搭載した公道最高峰オフ。価格が税込70万円を超えて話題になった。
セロー250(2020年) [YAMAHA] 平成28年排ガス規制に対応して2018年復活したセロー250最終型。優れた足つき性から幅広い用途で支持された。北米ではXT250として存続している。
TW200(2023年) [YAMAHA] 日本で一大ブームを巻き起こしたTW200は北米で現在でも発売されている。根強いファンが存在するが、TWを新型化する線は可能性が低いだろう。
YZF-R15に続いてWR155Rの導入も可能性あり!?
ヤマハはアジアで発売されているYZF-R15を10月16日に国内で発売し、スクーターだけでなくギア付きのファンバイクにおいても150ccクラスが日本で普及する流れになってきている。ということは同じエンジンを搭載するWR155Rも期待できるのだろうか?
編集部の予想では2024年以降であれば可能性がありそう。YZF-R15が日本で発売されるというウワサが流れた時点からWR155Rも示唆されており国内販売に期待。エンジンはYZF-R15と同系なので排ガス規制対応は問題ないが、ABSの導入が必要となるのがネックだ。
WR155Rは海外版で約17PSの出力を発揮し100km/h巡航は余裕。状況次第では120km/hにも届きそうだった。高回転域の伸びの良さは155ccという排気量以上のフィーリングで、880mmのシート高を下げることができればセロー250の守備範囲をカバーできるだろう。
WR155R [YAMAHA] ヤマハがインドネシアやタイで発売している公道向けオフロード車。エンジンは可変バルブ付きの水冷単気筒OHC155ccでYZF-R15と同じだ。
並行輸入車を国内で試乗した際には高速道路でもテストを実施。セロー250を思い起こさせる低速トルクでエンストがしにくいなど、ビギナーの入門車としても十分に扱いやすいエンジンだ。
WR155Rは専用のセミダブルクレードルフレームなどを採用しており、オフロード性能も十分確保されている。サスペンションも簡単に底付くことはなかった。
2023年型WR155Rインドネシア仕様主要諸元(参考)
・全長×全幅×全高:2145×840×1200mm
・ホイールベース:1430mm
・シート高:880mm
・車重:134kg
・エンジン:水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 155cc
・最高出力:16.7PS/6500rpm
・最大トルク:1.45㎏-m/10000rpm
・燃料タンク容量:8.1L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=2.75-21、R=4.10-18
・価格:3860万ルピア(約35万8000円)
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楽しみにお待ちしてます♪
中途半端なスペックでWRって名前使えないでしょ
有るとしたらセローの後継
トライアルにふったバイクだったらいいのにネ
スクープと言う割に単なる妄想記事で残念。
ちゃんと確かな情報を元に記事にしないなら週刊誌と同レベル。
林道にはまず入らないので街中や峠で楽しめるモタード欲しいです
中途半端な排気量より250ccが一番良いです