
イタリアのドゥカティと、ハイクラス自動車で知られるベントレーがコラボモデルを発表した。ドゥカティ「ディアベルV4」にベントレー「バトゥール」と共通のカラーリングとエクステリアをイメージした装備を備えたモデルで、世界限定500台の発売となる。なお、価格は未発表だ。
ボディのスカラベ・グリーンやフロントグリルの意匠をディアベルに組み込む
ベントレーは1919年創業の高級車で有名なイギリスメーカーだが、その限定モデル「MULLINER BATUR(マリナー バトゥール)」と、イタリアの名門二輪メーカーであるドゥカティの「Diavel V4(ディアベルV4)」がコラボ。「Diavel for Bentley」として、台数限定モデルとしてアメリカ・マイアミにて実車が発表された。
ベントレーのバトゥールとコラボレーションしたドゥカティ「ディアベルV4」。500台の限定販売で、価格は未発表だ。
ベントレーのバトゥールは最高出力740PSのW型12気筒エンジンを採用するハイパワーグランドツアラーで、世界限定18台が販売済となる。一方ディアベルV4は1158ccのV4エンジンを搭載する、クルーザースタイルに似たスポーツネイキッド。作られた国も背景も異なる2車種ながら、パフォーマンスやクラフトマンシップという点で価値観を共有しているという。また、どちらも現在はフォルクスワーゲングループに属することもコラボの要因だ。
そんなDiavel for Bentleyは、ボディ全体をメタリックな「スカラベ・グリーン」で美しく仕上げ、エアインテークにはバトゥール同様のフロントグリルのツートーンの意匠を組み込み。ホイールはダークチタニウムサテンでペイント、高級自動車のシートで採用されるアルカンターラ製のシートにはベントレーのエンブレムが刻まれている。もちろん1台1台にシリアルナンバーが刻まれるほか、鑑定書や専用の木製ケースも用意される。販売台数は500台だが、これに加えてベントレーの顧客のみに向け50台の更に特別仕様も用意されている。
日本での購入機会があるかは不明だが、ドカティ、そしてベントレーファンなら一度は目にしてみたい至極の限定モデルといえるだろう。
ボディ全体がベントレー マリナーのラインナップである「スカラベ・グリーン」に仕上げられているほか、ベントレーのエクステリアをイメージした装備を備える。
ディアベルV4(2023)主要諸元【参考】
・全幅:1,593mm
・シート高:790mm
・車重:236kg
・エンジン:水冷4ストロークV型4気筒DOHC4バルブ 1158cc
・最高出力:168HP/10,750rpm
・最大トルク:12.8kg-m/11000rpm
・燃料タンク容量:20L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=240/45ZR17
・価格:299万9000円~
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