
カワサキがインドで新型W175 STREETを発表した。予想通り従来のスポークホイールからキャストホイールに足まわりを変更した仕様でイメージチェンジを図っている。
W800ストリートに次ぐ改良型Wモデルが登場
カワサキは2019年にWブランドの最新進化形としてW800ストリートとW800カフェをリリースした。従来のW800からフレームや足回りを大幅にアップデートしており、現行W800の母体にもなっている。そして今回新型W175ストリートへと機種を拡大したのだ。
W175ストリートは、現行W175のスポークホイールからキャストホイールに変更されているのが特徴。カワサキによると軽快なハンドリングやダイレクト感のある加速が実現することから、W175ストリートはよりスポーティになったバリエーションと考えられる。
W800ストリートもホイールを18インチに小径化して同様の効果を狙っており、W175は同じコンセプトを継承している。その他の変更は、スペックや詳細がまだ公開されていないので不明となるが、写真から判断するとカラーリングの違いだけと考えられる。
価格は13万5000ルピー(約23万円)からとアナウンスされており、インドの現行モデルより1万2000~1万4000ルピー(2万~2万4000円)値下げされている。また、W175と同様にフロントにはABSを備えていることから並行輸入は期待できるかも知れない。
W175 STREET [KAWASAKI] スポーク→キャストホイールに変更されたW175の新バリエーション。ライトウェイトとアピールしていることから車重も軽量化されているかも知れない。
伝統のWシリーズのカラーリングのW175からW175ストリートはポップなカラーデザインになっており、アーバンスタイリッシュを体現している。
キャストホイールに変更されてもリアブレーキはドラム式のまま。タイヤサイズも17インチでW175と変わらないだろう。
フロントブレーキには回転センサーがあり、W175と同様にABSを採用していると思われる。グリーン仕様のサイドカバーはKawasakiロゴから変更されている。
W175インド仕様 [KAWASAKI] 実用車のエンジンをベースに開発されたネオクラシックモデルで小さいながらもWシリーズの風格を見せる。177ccのエンジンは13PSを発揮する。
カワサキW175インド仕様主要諸元(参考)
・全長×全幅×全高:2005×805×1050mm
・ホイールベース:1320mm
・シート高:790mm
・車重:135kg
・エンジン:空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ177cc
・最高出力:13PS/7500rpm
・最大トルク:1.3kg-m/6000rpm
・燃料タンク容量:12L
・変速機:5段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ドラム
・タイヤ:F=80/100-17、R=100/90-17
・価格:14万7000~14万9000ルピー(約25万〜25万7000円)
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