
KTMが新型1390 SUPER DUKE R/EVO(1390スーパーデュークR/EVO)を発表した。2013年にデビューした1290スーパーデュークRからエンジンを拡大して車名も1390に更新。縦2灯に変更されたフェイスデザインもインパクト大だ。
THE BEASTがさらに過激に進化
2024年にDUKEシリーズが30周年を迎えるにあたり、フラッグシップモデルが新型1390スーパーデュークRに進化し、さらに過激になった。排気量は1301cc→1350ccに拡大され、従来の180PSから190PSへと向上。新型でも1:1のパワーウエイトレシオが追求されている。
カムシャフトは新作され、吸気側に可変バルブ機構を採用。回転数に応じて2つの異なるバルブリフトを利用し、全域に渡ってパワーとトルクが上乗せされている。また、新しいエアインテークとエアボックスにより燃料タンクは1.5L容量を拡大して17.5Lを確保。航続距離は300kmに達している。
シャーシは2020年にモデルチェンジした際に採用されたフレームをベースにしており、Rはサスペンションを改良。EVOは引き続きセミアクティブサスを採用している。ブレーキはフロントにブレンボ製のStylemaモノブロックキャリパーに径320mmディスクを組に合わせた。
最も目につく変更はスタイリングで、エイリアンのようなヘッドライトは700gの軽量化を達成。縦2灯のメインライトの脇にポジション&デイタイムランニングライトを配置している。タンクスポイラーとウイングレッドでダウンフォースも発生させており、見た目も走りもより過激に進化しているのだ。
新型1390 SUPER DUKE R EVO [KTM] WPの電子制御サスペンションを導入したEVO。シャーシやリアまわりは従来型を踏襲しつつ、エンジンや前側の外装を改良している。
新型1390 SUPER DUKE R [KTM] 最新の径48mmWP APEXオープンカートリッジフォークを採用したR。リアにも最新のWP APEXショックアブソーバーを装備している。
1390 SUPER DUKE R欧州仕様主要諸元
・全長×全幅×全高:
・ホイールベース:
・シート高:834【835】mm
・車重:200【191】kg※燃料抜き
・エンジン:水冷4ストロークV型2気筒DOHC4バルブ 1350【1301】cc
・最高出力:140kW(190PS)【180PS】
・最大トルク:145Nm(14.79kg-m)【140Nm(14.28kg-m】
・燃料タンク容量:17.5【16】L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70R17、R=200/55R17
※【 】は2023年型1290 SUPER DUKE R欧州仕様
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プロジェクター縦2灯ヘッドライト。Ducati 999を覚えていますか?