ヤマハが先行公開した新型PG-1が正式発表され、タイ国際モーターエキスポで一般公開された。価格やスペックも判明したのでお知らせしたい。

CT125ハンターカブとクロスカブ110の中間的存在

ヤマハのPG-1はエンジンが空冷単気筒114ccと判明した。ホンダのCT125ハンターカブの123cc、クロスカブ110の109ccの中間にあたる。最高出力はタイでは公開されていないが、ベースのエンジンはベトナムで10PSと発表されており、CT125の9.1PSと互角以上だ。

特徴的なのは前後16インチでCT125の17インチよりも小径サイズとしつつ、最低地上高は190mmとCT125の165mmを上回っているところ。それでいてシート高は795mmとCT125の800mmより低い。ちなみにクロスカブ110はシート高784mm、最低地上高163mmとなる。

装備面ではPG-1がタンデムシートを標準装備しているのはカブシリーズにない特徴だ。シートは前後セパレートタイプなので、後席を外してシングルシート+大型リアキャリアという選択肢もある。マフラーはダウンタイプなので、これはクロスカブ110に近いだろう。

PG-1の価格は6万4900バーツ(約27万円)でタイでのCT125の8万8900バーツ(37万円)よりも大幅に安い。日本でも発売されたらCT125ハンターカブのように人気が出そうだが、現在のところ国内導入の予定はない。将来的には国内で発売されるXSR125と同じ展開を期待したい。

ヤマハPG-1タイ仕様主要諸元

・全長×全幅×全高:1980【1965】×805×1050【1085】mm
・ホイールベース:1280【1260】mm
・シート高:795【800】mm
・車重:107【118】kg
・エンジン:空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ114【123】cc
・最高出力:─【9.1】PS/─【6250】rpm
・最大トルク:─【1.1】kg-m/─【4750】rpm
・燃料タンク容量:5.1【5.3】L
・変速機:4段
・ブレーキ:F=ディスク、R=ドラム【ディスク】
・タイヤ:F=90/100-16【80/90-17】、R=90/100-16【80/90-17】
・価格:6万4900バーツ(約27万円)【44万円】

※【 】はCT125ハンターカブ国内仕様

【ギャラリー】ヤマハPG-1のスタイルと詳細解説 (23枚)

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    えー残念。国内希望

  2. 匿名 より:

    タイの排ガス規制は緩い。日本や欧州基準にするにはコストが掛かるのでしょうね。

  3. トグサ より:

    排ガス規制に対応してないしABSもないんじゃ絶対に日本じゃ無理。

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