ウェビックコミュニティのMyバイクより、実際に乗っている・乗っていたオーナーの声を基に様々なバイクを紹介する「オーナーレビューまとめ」。
今回は、ハスクバーナ「TE250」についてオーナーの生の声をお届けします!

ぶっちゃけハスクバーナ「TE250」ってこういうバイク!!

ownerreview Husqvarna TE 250

TE250は、ハスクバーナのエンデューロレーサーです。基本的に競技専用車として販売されていますが、公道走行も可能なマニアックなモデルです。

ハスクバーナはスウェーデンの総合機械メーカーで、1900年代初頭にバイクの生産を開始。モトクロスやエンデューロの世界で多くの実績を残しましたが、1980年代にバイク部門を売却。その後、何度か親会社が変わりますが、現在はKTMが所有するブランドの一つとなっています。

現在、KTMのオフロード部門はKTM、ハスクバーナ、ガスガスの3ブランドを有しており、エンジンやフレームの基本部分を共有しながら、パワー特性の味付けやサスペンションの違いで、明確なキャラクター付けを行い、それぞれ魅力あるマシンを世に送り出しています。

例えばTE250のフレームは、ベースマシンとなったKTM 250 EXC250と、主要なクレードル部分は似たものが使われています。ですが、250 EXCがフレームと一体型のスリール製のシートレールを持つのに対し、TE250のシートレールは別体式でアルミフレームと樹脂部品のハイブリッドです。軽量でしなやかなハイブレッドシートレールは、乗り味に大きく影響します。サスペンションに目を向けると、250 EXCのリアサスペンションがリンクレスであるのに対し、TE250はボトムリンク式を採用しています。

こうした車体の違いは、KTM傘下となってからのTE250の歴代モデルに共通する特徴です。一般的な評価として、250 EXCの乗り味はモトクロッサー的で固く、比べるとTE250はソフト方向で疲れにくいとされています。好みの問題ではありますが、基本的に土の上で走り競技時間も短いモトクロスに比べ、ガレ場やコンクリート製障害物のセクションが設けられるエンデューロレースでは、TE250がより扱いやすいとの意見もあります。

エンジンは排気量249ccの水冷単気筒2ストローク。同じ回転数なら4ストロークの倍の爆発回数を持つ2ストロークエンジンは、同排気量であれば確実に高出力。競技専用車であるTE250は、最高出力などのスペックは明らかにされていませんが、同じ250ccクラスの4ストローク単気筒エンジン搭載モデルと比べれば、はるかにパワフルであることは間違いありません。低中回転域からブ厚いトルクを発生し、高回転では突き抜けるようなパワーを味わわせてくれます。

そうしたエンジン特性に貢献している装備の一つが、吸気システムのインジェクション化です。2ストロークエンジンのインジェクション化は、困難とされてきましたが、TE250は2018年モデルからインジェクションを採用。年々熟成を重ねており、非常に評価が高いシステムです。

また、2ストロークエンジンの競技専用車両というと、ガソリンに予め2ストローク用エンジンオイルを混ぜ合わせた混合給油式が当たり前でした。TE250はガソリンとエンジンオイルを別々に給油する分離給油式を採用しているので、面倒な混合ガソリンを作る手間も省けるのです。

フィーリングがソフトな車体に、パワフルな2ストロークエンジンは手軽な分離給油式を採用。と、TE250は欲しい要素が“全部乗せ”されたようなエンデューロレーサーなのです。

WebikeユーザーはTE250をどう感じている?

ownerreview Husqvarna TE 250

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TE250

新車平均本体価格:129.61万円
中古車本体価格:107.25万円
口コミ件数:16件
※データは2023年11月29日現在

オーナー平均満足度は5点満点中で3.77(評価人数:156人)

特筆すべきは、走りとルックスの評価が4.5点を超える高評価を得ていることでしょう。ユーザーの口コミを見ると軽量な車体にパワフルな走りが評価されているほか「とにかくカッコイイ」という声も多く寄せられていました。

一方、6つの項目の中で最も低い評価となったのは積載性ですが、競技用に作られたエンデューロモデルということもあり、短所としては見られていないようです。

TE250のざっくりまとめ

よいところ

・とにかく軽い、速い、カッコイイ
・現代の2ST
・圧倒的なパワーと扱い易さ
・完成されていて、ノーマルでも十分すぎるほど遊べる

悪いところ

・見えないところでは盗まれる心配大
・シート高が高いので足つきが悪い
・燃料タンク容量が少ない
・アフターパーツが少ない

TE250オーナーの声

ここでは数ある口コミの中でも特に印象的だった声を紹介します。

ownerreview Husqvarna TE 250

購入動機・用途・比較車種 絶滅危惧種2stバイクがインジェクションで復活したので、CRM250Rに変えて購入。
長所・満足な点 圧倒的なパワーと扱い易さ。最新技術のインジェクション2st。何と2stなのにアイドリングスタートができます。KTMのリンクレスリアサスペンションよりもリンクサスが好みなのでハスクにしました。
短所・不満な点 車高下げても足付き性が悪いところ。また、国産比較でとても高価な車体価格。マグナのフロントブレーキディスクがフローティングではないので、キーキーと擦り音が出ますが、機能性には問題ありません。
これから買う人へのアドバイス KTM250EXC-TPIより、リアサスがリンク式で追従性が良く、樹脂製リアサブフレームなので、軽量化兼エアクリーナー容量大で、パワーもあるかと思います。KTMの6Daysよりも良いと思います。またミッションオイル漏れの持病があります。構造的欠陥かと思いますので、購入前に確認しておいた方が良いでしょう。

ownerreview HUSQVARNA  TE 250

購入動機・用途・比較車種 絶滅したと思ってた2ストロークバイクが海外でインジェクションを搭載した最新型あるのを知ってずっと気になっていたら個人売買で理想の形のモタード仕様で売り出されていたので購入
長所・満足な点 2ストサウンド、車両の軽さ、そして加速
流石最新型のインジェクションを搭載した2ストエンジンは昔の2ストと違い弱点を克服して燃費もリッター20以上走ります(ぶんまわすと15くらい)
短所・不満な点 レーサーなので仕方がありませんが燃料搭載量が少ない
キャリアは取り付けることができなくて荷物が乗りませんがエンデュリスタンのサドルバックを付ければ泊りのツーリングも問題ありません
これから買う人へのアドバイス まだ購入してそれ程時間が経っていないので何とも言えませんが
今のところ大きなトラブルは無く、唯一サイドスタンドのばねを止めるボルトが外れその周囲のパーツが無くなりサイドスタンドが上がらなくなったくらいです。

ownerreview HUSQVARNA  TE 250

購入動機・用途・比較車種 初心者向けですがエンデューロレースに参戦するようになり、YAMAHA WR250Rに重さを感じました。
街乗りもしなくなってしまい、2サイクルの競技用バイクに乗り換えてみようと思ってTE250を購入しました。
長所・満足な点 ・完成されていて、ノーマルでも十分すぎるほど遊べる
・2stですが、低速トルクもしっかりある。
・4stトレールモデルより車重が軽い。
・転倒しそうなシチュエーションでも勝手に立て直してくれる。軽いので支えられるし、結果として転倒の回数が減った。
身長が高い人でも、スタンディングポジションが丁度よい
セル、キック併用なので安心♪
短所・不満な点 ・シート高が高いので足つきが悪い。
・この年式まではセルが後付け機構なので、ときどきセルのメンテが必要。
・スロットルが軽くレスポンスも非常に良いので、初心者がスタンダードの状態でスロットル操作を誤ると天国がチラ見えする
これから買う人へのアドバイス 乗りやすいので、初めてのエンデュランサーとしてもオススメできます。
「インジェクションはまだ信用できない」「キックも無いと不安」という人は、~2016年がオススメ。
「混合は面倒」「セルさえあれば良い」という人は、2020年~いっちゃってください(笑)

 

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ハスクバーナ TE250の価格情報

ハスクバーナ TE250

ハスクバーナ TE250

新車 13

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価格帯 128~155.3万円

147.2万円

諸費用

価格帯 8.5~14.7万円

7.91万円

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諸費用

本体

165万円

価格帯 165万円

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