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GSX-S125(124cc)
オーナー:常夏ココナツさん
ウェビックコミュニティに投稿されているMYバイクを毎週1台紹介するこのコーナー。今回紹介するモデルはスズキ「GSX-S125」、オーナーは「常夏ココナツ」さんです。
この秋に発売されたヤマハの新型125ccの3車種は、いずれもフルサイズで最新装備を備える、小排気量ながら立派なスポーツモデル。しかし、原二フルサイズ17インチのスポーツモデルといえば、既にスズキ「GSX」シリーズがいます。フルカラー液晶やトラクションコントロールといった最新装備はありませんが、本格フルカウル「GSX-R125」、万能ネイキッド「GSX-S125」いずれもパワーはヤマハ新モデルに引けをとらず、シンプルな車体構成にファンも多いモデル。これから125を買いたいな……というライダーにとっては、どっちにしようか悩ましいライバルかも?
そこで今回はGSX-S125について、「常夏ココナツ」さんのインプレをピックアップ。最初は「欲しかったバイクが入手困難で、仕方なくGSX-S125に変更」という不本意な形で入手されたこのマシンですが、乗り始めるとすっかり気に入ってしまったとのこと。高回転のレーシーな伸び、フルサイズからくる250ccクラス並みの安定感などは「気持ち的には高速道路も行ける感覚」と絶賛。代わって短所といえるところは、微妙な加工精度の個体があるという点。ネジ山を切りなおす必要もあった……とのことで、車体選びには慎重になるべきかもしれません。
2017年に発売されたGSX-S125は、様々なライダーから長所、短所ともに多数インプレッションされています。選択肢の多い125ccクラスをこれから入手したいライダーは、しっかり情報収集できるというのも大きな魅力といえるでしょう。
<MYバイクコメントより>
■購入動機・用途・比較車種
欲しかったバイクがコロナで入手困難になってしまい、仕方なくGSX-S125に変更。ですが、とても気に入ってしまいました。用途は通勤とツーリングです。
■長所
低回転では、ごく普通の加速感で、単気筒の鼓動と排気音を味わえます。しかし高回転では、伸びも排気音も単気筒とは思えないレーシーさを見せます。すごいと思いました。高回転域に限って言えば、125スクーター勢よりパワフルで、高速になればなるほど余裕度に差が出てきます。つまり一般道しか走れないことを考えれば、高速域には無駄なほどの性能があり、車体の安定性もどちらかと言えば125ccの感覚より250ccの感覚に近いです。もちろん法律が許しませんが、気持ち的には高速道路も行ける感覚です。また、車線変更、Uターン、ワインディング、こういった動きが得意なので楽しいです。
■短所
インドネシア製という弱点。私の買った個体は、日本製であればあり得ない程に雑な組み立て作業の痕跡。ボルトが斜めに無理矢理締め付けられており、新車だと言うのに、なかなかショッキングな状態。少しカウルを外しただけですが、幾つもネジ山を切り直して対応しました。スズキ車は何台か乗っていますが、このような事例は初めてです。
■これから買う人へのアドバイス
写真では伝わらない良さがあります。実物を見たら印象が変わる人も多いのではないかと思います。素晴らしいバイクなのは間違いないですが、インドネシアクオリティーの当たりハズレはあるかもしれないです。これから購入する皆さんには、良い個体が回ってきて欲しいものです。また2021モデルまでは発電量が少なめ、かつバッテリーも控えめなものを積んでいますので、電装系のカスタムする人は念頭に入れておくといいと思います。
GSX-S125のユーザーレビューを確認
オーナー平均満足度3.85
評価人数: 225人
新車平均価格:40.53万円
中古車平均価格:34.20万円
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