
中国のCFMOTOが9月にプロトタイプを発表した675SRに搭載する並列3気筒エンジンを公開。完成に向けて近づいているようだ。
文:Webike+ HongKongエンジンは12300rpmまで回る
新しい3気筒675ccエンジンは、CFMOTO初の自社開発3気筒ユニットで、最高馬力は100馬力以上、最大トルクは68Nm、クランクシャフトの最高回転数は12300rpmとされる。 0から100km/h加速はわずか3秒。エンジンは、低慣性クランクシャフトやアルミ鍛造ピストンを採用し、単体重量は55kgを実現している。
現在、エンジンはテスト完了率が100%に達しているという。新型エンジンはスーパースポーツの「675SR」だけでなく、CFMOTOの掲げるプラットフォーム戦略に則り今後様々なミドル級モデルに搭載されることが予想される。
CFMOTOが公開した並列3気筒675ccエンジン。他にも500ccの並列4気筒マシンの500SRが発表されていたが、そちらのエンジンは公開されなかった。
並列3気筒675ccエンジン展示の様子。オーソドックスな右側サイドカムチェーンでダウンドラフト吸気のスポーティな設計だ。クラッチはFCC製を採用している。
675SR [CFMOTO] 並列3気筒エンジンを搭載した675SR。500SRよりもコンパクトなテールまわりのレーシーなフルカウルを纏う。ガルアーム状のスイングアームは剛性が高そう。
カウルはサイド部分がダクト形状になっているようで、ダウンフォースを生み出す機能も備えているかも知れない。テールカウルは極端に短いが、タンデムステップも備えている。
サーキット走行も観客の前で披露しており、675SRも市販が近いことを予感させた。この秋のショーシーズンに外観も含めて正式発表されるだろう。
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