
ヤマハが欧州でXSR900GPの価格を発表した。現在は大幅な円安局面なので海外の価格は国内価格の参考にしにくいが、XSR900からの値上がり分で試算してみた。
オプションのアンダーカウルも欧州の価格が判明
2022年にフルモデルチェンジしたXSR900にハーフカウルを装着したXSR900GPがモビリティショーで世界初公開されたのは周知の通り。日本での発売時期は夏以降とアナウンスされるが、欧州での価格が発表になったのでそこから日本の価格を推測してみたい。
参考としてXSR900GPのイタリアでの価格は1万3499ユーロ(約220万円)、イギリスでは1万2500ポンド(233万円)となる。それぞれの国でのXSR900の価格からの値上がりは16.4~17.6%なので、日本のXSR900の125万4000円を当てはめると147万円前後になる。
オプションのアンダーカウルは欧州ではイギリスで623ポンド(11万6000円)、イタリアで786ユーロ(12万8000円)になるが、XSR900の日欧価格差をあてはめてみると、日本では7万3000円~8万4000円と試算できる。国内でアンダーカウルをつけると計155万円前後か。
日本でのライバルはホンダのホーク11やカワサキのZ900RSカフェが該当しそうだが、それぞれ139万7000円と151万8000円なので試算したXSR900GPの国内予想価格147万円前後はかなり近い線だろう。続報が入り次第お届けしたい。
XSR900GP [YAMAHA] モビリティショーで世界初公開されたハーフカウル仕様のGPは1980年代のグランプリで活躍したマルボロカラーのイメージ。
XSR900GP [YAMAHA] ハーフカウル仕様のGPにはパワーグレーもラインナップする。ブラックとグレーの塗り分けはレジェンドレッドと同じだ。
オプションのアンダーカウルを装着したXSR900GP。メーカー純正なのでマッチングもいい。
オプションのアンダーカウルはパワーグレー用のカラーも用意されている。
XSR900GP欧州仕様主要諸元
・全長×全幅×全高:2160【2155】×810【860】×1180【1155】mm
・ホイールベース:1500【1495】mm
・シート高:835【810】mm
・車重:200【193】kg
・エンジン:水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ890cc
・最高出力:119PS/10000rpm
・最大トルク:9.5kg-m/7000rpm
・燃料タンク容量:14L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=180/55ZR17
※【 】はXSR900欧州仕様
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