
文/Webikeスタッフ:アキヒト
今では珍しいゼルビスがレストア済みで販売中!
ホンダの代表的なエンジンの一つと言っても過言ではない、VTシリーズの250ccVツインエンジン。2017年に生産終了した今でもビギナーライダーを中心に絶大な人気を誇るVTRにも搭載されていましたが、その始まりは1982年にまで遡ります。
当時はまだスポーツモデルの中心は2stだった頃、2st顔負けの馬力と当時はまだ珍しかったビキニカウルのスタイルで爆発的な人気を呼びました。ところが、レーサーレプリカブームが盛り上がるにつれ、4stは直4エンジンが主役となったことによりVツインエンジンはスポーツモデル路線から進路変更を余儀なくされます。
そこで、ツアラー路線にシフトしたモデルとして1991年に登場したのがこのゼルビスです。今のバイクで言うならスーパーボルドールのような大柄なハーフカウルが採用されただけでなく、ホイールベースをこれまでのVTシリーズよりも延長したことで、高速走行時の安定性を高めています。また、タンク容量がシリーズ最大の16Lになったことで、扱いやすさと燃費に定評のあるエンジンと併せて航続距離はカタログ参考値で640kmにもなりました。
しかし、登場した時代が悪く、レーサーレプリカと王道ネイキッドが人気を集めていた中でツアラースタイルのゼルビスはライダーにあまり受け入れられず。その後、Vツインエンジンが再び注目されるようになったのはVTRが登場した1997年以降となります。
そんな悲運のVツインツアラーですが、福岡県の パワードバイステップ さんの手でレストアされたゼルビスはとても30年前のバイクとは思えないほど綺麗な1台となっています。もちろん見かけだけ綺麗にした訳ではなく、エンジンやキャブレターをはじめ、各部の点検整備が行われているので、納車後も気持ちよく走れること間違いなし!
パワードバイステップさんはこれまでにレストアゼルビスを何台も販売した実績があるので、遠方からの購入でも安心です。整備風景の画像もたくさん公開されているので、ゼルビスを探している方は一見の価値アリですよ!
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