
インディアンからモトクロス用品の「100%」とコラボした限定モデル「FTRx100% R Carbon」が発表された。フラットトラッカースタイルのFTRをベースに、ブルーのキャンディペイントが施されたカーボン外装を備えており、アクラポビッチ製チタンエキゾーストを採用。ジル・ツーリング製の各種パーツにより、レーシングクオリティの高級感を発揮する。
販売台数は世界限定400台で、うち250台のみアメリカ以外へ輸出予定。日本でも予約受付を開始しており、価格はスタンダードから77万円上がる、325万円となっている。
The New Limited Edition FTR x 100% R Carbon
https://www.youtube.com/watch?v=gAhp9_2K_9w
目次
ブルーキャンディのカーボン外装が美しい限定仕様
アメリカ最古のバイクブランド・インディアンから、2019年に発売された「FTR(FTR1200)」は、1203ccの水冷Vツインエンジンを搭載するトラッカースタイルのモデルだ。クルーザーをメインラインナップとするインディアンだが、アメリカでは絶大な人気を誇るフラットトラックレースに2017年から復帰。レースシーンで培った性能とデザインにより、無二の存在感を放つ。装備の面でも、ブレーキはブレンボ製キャリパーを装備、フロントは320mmのダブルディスクにラジアルマウントする。フロントショックはZFザックス製のカートリッジ式を採用し、リアショックはオーリンズ製のフルアジャスタブル。クルーザー由来のエンジンをしっかりと支えるハイレベルな装備を備えているのだ。
そんなFTRが、オフロード用品の定番ブランド「100%」とコラボレーションして生まれたのが「FTRx100% R Carbon」だ。カーボン外装を備えるFTRのバリエーション「FTR R CARBON」をベースとしたモデルで、タンク、ヘッドライトナセル、シートカウル、フロントフェンダーのすべてが美しいブルーのキャンディペイントを施されたカーボン製パーツとなっている。フレームはグロスホワイト、「100%」マーキングはアクセントカラーのレッドでペイントされており、上質かつスポーティな世界観を演出する。
インディアンと100%のコラボから生まれた「FTR x 100% R Carbon」世界限定400台の販売が予定されている。
レーシングスペックのパーツも装備!国内でも予約受付中
また、オーリンズ製の前後ショックはブラックアウトされており、こちらもブラックのアクラポビッチ製エキゾーストにより足元を引き締めた。バーエンド、オイルキャップといった細部の金属製パーツには、こちらもレースシーンで定評のあるジル・ツーリング製を採用。レーシーなフィーリングを高める仕上げとなっている。パワーユニットはスタンダードモデルと同様で、123HP(124.7PS)を発揮。タッチスクリーンのフル液晶ディスプレイ、クルーズコントロール、3段階のライディングモードも備える。
そんなFTRx100% R Carbonは数量限定となり、世界全体で400台、うち150台はアメリカのみで販売される予定だ。海外で販売されるのは250台のみとなるが、日本のインディアンディーラーでも取扱を開始。価格は325万円で、スタンダードのFTRからは77万円、FTR R CARBONからは26万2000円アップの設定だ。また、FTRx100% R Carbonを購入したライダーには特別仕様のサングラスがプレゼントされる。問合せは最寄りの正規ディーラーまで。
国内導入数は発表されていないが、アメリカ以外での販売数は250台のみ。早めの問い合わせが必要だ。
FTRx100% R Carbon(2024)
発売日:未発表
メーカー希望小売価格:¥3,250,000
ブルーキャンディカーボン
FTRx100% R Carbon(2024)主要諸元
・全長×全幅×全高:2223×830×1295mm
・ホイールベース:1524mm
・シート高:830mm
・車重:221kg(乾燥)
・エンジン:水冷4ストロークV型2気筒 1203cc
・最高出力:124.7PS
・最大トルク:118Nm(12kg-m)/6000rpm
・燃料タンク容量:12.9L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ダブルディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17 58W、R=180/55ZR17 73W
・価格:325万円
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