
10月のジャパンモビリティショーで世界初公開された250ccクラスの新型メグロS1が、メグロの聖地に降り立った。11月12日(日)に開催された第3回メグロ・キャノンボールでカワサキ250メグロSGとともにメグロファンにお披露目されたのだ。
写真提供:那須烏山市観光協会山あげ会館にメグロが大集合
山あげ祭りが開催される栃木県那須烏山市は、戦時中に目黒製作所が工場を疎開していたことから、現在では「メグロの聖地」としてライダーに親しまれている。2022年5月にカワサキとNats art worksが制作した目黒製作所の看板が山あげ会館に設置されたのが始まりだ。
今年は11月12日(日)に第3回メグロ・キャノンボールが開催され、102台のメグロが集結。バイク合計では270台に上り、昨年の237台を大きく上回る賑わいに。イベントの目玉は最新モデル「メグロS1」の展示で、カワサキ250メグロSGと一緒に新旧モデルが並べられた。
また、100台のメグロとともに走る那須烏山市周遊パレードやメグロZ号レストア進捗報告、カワサキスタッフとの対談、ジャスの生演奏、子供向け企画も用意され、約700名の一般来場者も楽しむことができた。当日は小雨予報と微妙な天候だったが来場者も昨年を上回っている。
2024年は目黒製作所創業100周年の記念すべき年。同時に新型メグロS1に乗り出した若いライダーが那須烏山を目指すことを期待できるはず。2021年にメグロK3の発売で約60年ぶりに復活したアジア最古のバイクブランドが、新型モデルの誕生で盛り上がりを見せている。
232ccと思われる空冷単気筒エンジンを搭載した新型メグロS1(右)と1964年に発売されたカワサキ250メグロSG(左)と新旧250モデルがメグロ看板前に到着した。
イベント当日はステージに載せて展示された新旧メグロモデル。ステージ右はレストア中のメグロZ号で1949年に那須烏山で生産された車体だという。100周年に完成を期待だ。
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