
ロイヤルエンフィールドは、ミラノショーで「Electric Himalayan(エレクトリック ヒマラヤ)」を公開。新しく水冷エンジンを搭載した「Himalayan 450(ヒマラヤ450)」とともに先進のアドベンチャーモデルを提案した。
新型ヒマラヤは水冷化、そして電動のビジョンを示す
ロイヤルエンフィールドのヒマラヤは2016年にデビューしたアドベンチャーツアラーで、411ccの空冷単気筒エンジンを搭載している。1955年にチェンナイに工場が設立されたことでインドでの歴史が始まった同社に隣接した、ヒマラヤ山脈から命名されたのだ。
2017年からはヒマラヤをバイクで巡る「モトヒマラヤ」を開催しており、ロイヤルエンフィールドにとって聖地と言える場所。2024年モデルに水冷エンジンを搭載した新型を発表すると同時に、未来に向けたエレクトリックヒマラヤで環境問題に向き合う姿勢もアピールした。
エレクトリックヒマラヤの詳細は明らかにされていないが、写真から分かる特徴は、アルミのメインフレーム&スイングアームを採用したシャーシとギアボックス付きの駆動系だ。EV(電動)バイクには無段変速が多いが、エレクトリックヒマラヤはクラッチ操作で変速するようだ。
丸型ヘッドライトを採用した特徴的なスタイルは、エンジン車のヒマラヤを踏襲しており、まさに未来のヒマラヤといった印象だ。ボディは風洞実験を通して作りこまれており、電動バイクにも本気の取り組みが見て取れる。今後の進化に期待したい。
車格は411ccのヒマラヤと変わらないように見える。エンジン版と同じであればフロント21インチ、リア17インチだろう。クラッチレバーとシフトペダルが確認できる。
エレクトリックヒマラヤの現地テスト
【ギャラリー】エレクトリックヒマラヤのテストの様子など (0枚)この記事にいいねする