
イタルジェットがミラノショーでドラッグスター300を新たに発表した。新型ドラッグスターは日本でも125と200が発売されているが、共通ボディの最大排気量版となる。
DOHC4バルブエンジンは23.8PSを発揮
フロントに片持ちサスペンションのISS(インディペンデントステアリングシステム)を持つドラッグスターシリーズに300が加わった。エンジンは水冷単気筒DOHC4バルブ278ccで最高出力は23.8PS。125/200を11.3PS/6.3PS上回り、重量増はわずか4kgに留める。
さらにホイールベース1345mm、全長1870mmのサイズは不変なので、全長1935mmのPCXよりもコンパクトな300ccモデルという過激なコンセプトが際立つ。フロント12インチ、リア13インチの足まわりやディスクブレーキのサイズなども125/200と同じだ。
ドラッグスター300独自の装備はTFTディスプレイのメーターで、従来の液晶画面よりも広い表示面にはタコメーターが追加され視認性も向上。また、ボディサイドにはウイングレットを片側2枚、合計4枚設置しており、ハイエンドモデルの所有感を高めている。
さらにトピックとして300にはサイドスタンドが装備されており、125/200への展開も期待したいところだ。価格は欧州で6999ユーロ(約113万円)で1月に発売予定。カラーバリエーションには、チューニングパーツメーカーのマロッシカラーもラインナップしている。
日本での発売は不明となるが、続報が入り次第お届けしたい。
DRAGRTER300 [ITALJET] 新たにシリーズに加わった300は、125/200と共通ボディによりパワフルな278ccエンジンを搭載する。エンジンは125/200と異なる系統のようだ。 ドラッグスターシリーズならではのトレリスフレームと片持ちフロントサスの装備は踏襲している。フロント240mm、リア175mmディスクブレーキの装備も125/200と同じだ。 サイズは全長1870mmとコンパクト。メットインなどないがこの美しいスタイルに利便性を語る必要はないだろう。写真はマロッシバージョンでカラバリは全3色になる。
DRAGSTER 300欧州仕様主要諸元
・全長×全幅×全高:1870×-×-m
・ホイールベース:1345mm
・シート高:770mm
・車重:128【124】kg(乾燥)
・エンジン:水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 278【181】cc
・最高出力:17.5kW(23.8【17.5】PS)/8250rpm
・最大トルク:26Nm(2.65【1.58】kg-m)/6250rpm
・燃料タンク容量:11L
・変速機:CVT Vベルト
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70-12、R=140/60-13
※【 】はドラッグスター200欧州仕様
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エンジンはピアジオ製だなコレ。
このコンポーネントでウルトラハイパーベスパ作ってくれたらオモロイんだけどな!