KTMがミラノショーで新型990DUKE(デューク)を発表した。従来の899cc並列2気筒エンジンを947ccに拡大してリッター級に格上げしつつ車重を179kgに抑えている。それ以上にインパクトがあるのが新しい縦2眼のフェイスデザインだろう。

究極のミドルクラスネイキッドを目指し大幅アップデート

KTMの新型990デュークは、これまでのデュークシリーズの伝統を受け継ぎつつ、よりアグレッシブなスタイルを獲得した。2024年のデュークシリーズ30周年となる節目に究極のミドルクラスネイキッドを目指し、軽量なシャーシを中心に開発されている。

新しい縦2眼LEDヘッドライトは周囲にポジション灯とデイタイムランニングライトを配置し、メーター内蔵の光センサーで明るさを自動調整する。また、キーをオフにした後もヘッドライトが数秒間消えず、ガレージ内を照らすカミングホームライト機能も装備されている。

エンジンは、2017年に登場した790デュークの799cc LC8cを2020年に890デュークで899ccに拡大し、今回の990デュークで947ccに達した。最高出力は89kW(121PS)から90.5kW(123PS)アップすると同時にユーロ5+(プラス)排ガス規制に対応した。

新設計のフレームは横剛性8%、ねじり剛性を5%アップさせてハンドリンクを向上させる一方、スイングアームの剛性を35%ダウンして後輪のトラクションも向上。アルミダイキャストのシートレールはエアボックスを内部に備えた合理的な設計となっている。

新型990デュークの日本での発売はアナウンスされていないが、2024年モデルとしてリリースされることが期待される。

990DUKE欧州仕様主要諸元

・全長×全幅×全高:
・ホイールベース:
・シート高:825【834】mm
・車重:179【乾燥166】kg※燃料抜き
・エンジン:水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 947【899】cc
・最高出力:90.5kW(123PS)【121PS】/9500【-】rpm
・最大トルク:103Nm(10.5kg-m)【10.0kg-m】/6750【-】rpm
・燃料タンク容量:14.5【14】L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=180/55ZR17
※【 】は2023年型890DUKE R欧州仕様

【ギャラリー】990デュークのスタイルや走行イメージ (24枚)

この記事にいいねする


コメント一覧
  1. 匿名 より:

    スズキのGSX-S1000とかもこんなライトだけど、
    今後はこういうのが基本になるのだろうか。

  2. 匿名 より:

    suzukiとyamahaのパクリに見える。コンセプトはMT似

コメントをもっと見る
コメントを残す