
ヤマハ発動機はEICMA(ミラノショー2023)にて、「RayZR(レイZR)」を発表した。インドにて「シグナス レイZRハイブリッド」としてラインナップされている125ccスクーターの新型モデルで、車体重量は98kgと軽量ながら、加速をアシストするモーターによりブースト機能を持つという異色のキャラクターだ。欧州での発売価格、スケジュールは未発表ながら、グローバル展開の中にアジア圏も入ってくる可能性はあるか!?
2024 Yamaha RayZR: Play the Ray
https://www.youtube.com/watch?v=uENgQM7-Lec
欧州ヤマハ最軽量のボディにパワーアシストモーターを搭載!新世代シティーコミューター
2016年からインドにて発売されている海外モデル「RayZR」。今回のミラノショー2023にて、その2024年モデルの欧州導入が発表された。注目はこのモデルが車体重量98kgと、シグナスシリーズでは最軽量のボディを持つことに加え、パワーアシストモーターによるハイブリッド機能を搭載している点だ。この機能と「Blue Core」エンジン、さらにアイドリングストップによって高い燃費効率を発揮し、1.8L/100km(約55km/L)の低燃費を実現している。
装備面も充実のスタイルで、新型モデルらしいLEDヘッドライトやワンプッシュスタートシステムに加え、21Lもの大容量メットインをシート下に確保。さらに足回りはフロント12インチ、リア10インチというアジアンスタイルで軽快な旋回性を持つ。
そんなRayZRだが、価格や発売スケジュールはまだ発表されていないものの、現行格安クラスになることは間違いない。なんとインドではRayZR、現在84730ルピー(約15万3000円)という価格で販売されているのだ。また、元がインド発という点も今後の世界展開には期待が持てるポイント。日本にラインナップされることがあれば、頼もしいシティコミューターになるかもしれない!?

ミラノショーで欧州導入が発表された新型RayZR。最軽量クラスのボディに電動アシストを備えるスクーターだ。
RayZR(2024:海外)主要諸元
・全長×全幅×全高:1880×685×1190mm
・ホイールベース:1280mm
・シート高:785mm
・車重:98kg
・エンジン:水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 124cc
・最高出力:8.0PS/6500rpm
・最大トルク:0.98kg-m/8000rpm
・燃料タンク容量:5.2L
・変速機:Vベルト無段変速
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=90/90-12、R=110/90-10
・価格:未発表
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