ヤマハが欧州でXSR900のニューカラーを発表した。従来のゴロワーズカラーに近いブルーがなくなり赤白のヤマハレーシングカラーを用意した。ネイキッド版にもヤマハの伝統が息づいている。

XSR900GPはマルボロ、STDはオーセンティックな赤白で攻める

ヤマハが欧州で発表した新型XSR900は、2022年のゴロワーズ風のブルーから一転して赤白が新登場した。名称は「Legend Red(レジェンドレッド)」で、1970~1980年代にヤマハのレーシングマシンが採用したカラーをオマージュした配色が特徴だ。

レジェンドレッドはXSR900GPのマルボロカラーにも付けられた名称で、2024年のXSR900シリーズは赤白で攻めるフェーズに入ったようだ。この流れからすると、今後もヤマハレース史の様々な伝統カラーでベテランのファンを楽しませてくれそうだ。

一方、メインカラー以外に用意される黒系はグラフィックの色調をXSR900GPのグレーに合わせた「Midnight Black(ミッドナイトブラック)」に変更された。日本での発売は不明だが、XSR900GPは夏以降とアナウンスされており同時期には発売が期待できそうだ。


新型XSR900 [YAMAHA] 新色のミッドナイトブラックは、ゴールドの差し色が入るのが定番だがグレーを組み合わせた。STDはエンジンや装備の変更はない。


XSR900GP [YAMAHA] モビリティショーで世界初公開されたハーフカウル仕様のGPは1980年代のグランプリで活躍したマルボロカラーのイメージ。これも赤白だ。


XSR900GP [YAMAHA] ハーフカウル仕様のGPにはパワーグレーもラインナップする。ブラックとグレーの塗り分けはレジェンドレッドと同じだ。

XSR900GP欧州仕様主要諸元

・全長×全幅×全高:2160【2155】×810【860】×1180【1155】mm
・ホイールベース:1500【1495】mm
・シート高:835【810】mm
・車重:200【193】kg
・エンジン:水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ890cc
・最高出力:119PS/10000rpm
・最大トルク:9.5kg-m/7000rpm
・燃料タンク容量:14L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=180/55ZR17
※【 】はXSR900欧州仕様

【画像ギャラリー】新型XSR900&XSR900GPのイメージやスタイル (26枚)

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