
ホンダがミラノショーで新型CBR500Rを発表した。よりアグレッシブな「RR-R」スタイルに刷新され、エンジンや電子装備もアップデートされている。日本でが新型CBR400Rがこれに準じた仕様で2024年4月に発売されるだろう。
RR-R譲りのウイングレットで空力性能向上
並列2気筒471ccエンジンを搭載した欧州A2免許対応の入門モデルであるCBR500Rが、外観やエンジン、電子装備に至る大幅なモデルチェンジを実施した。日本では同じパッケージで400cc仕様のCBR400Rが発売されており、2024年モデルは同様の変更を受けるだろう。
まず、目につくのが「RR-R」スタイル。アッパーカウルの両サイドには2020年のCBR1000RR-Rに似たダクト状のウイングレットが装備されており、フロントタイヤのグリップや接地感が向上するという。また、新しいデュアルLEDヘッドライトは配光が拡大されている。
メーターは5インチのTFTディスプレイに変更され、スマホアプリ「Honda RoadSync」に対応。日本では「スマートフォンボイスコントロールシステム」との連携が期待できるだろう。操作はバックライト付きの十字スイッチで簡単に操作できるようになっている。
エンジンは、スペックは不変だがFIのセッティングを見直し加速感が向上。電子制御は新たにトラクションコントロールが導入されている。足まわりは2022年型で倒立フォークとWディスクを採用して上級モデル並みの装備としており、新型もこれを踏襲している。
新型CBR500R [HONDA] 2013年の初代から4世代目にあたる大幅変更を受けた。代々、上級機種の特徴を取り込んでおり、今回はウイングレットの採用が大きなトピックになる。
CBR500R [HONDA] 倒立フォークとWディスクを採用した従来型はCBR400Rとして国内でも展開される。エンジン&シャーシは踏襲されるがタンク以外の外装は全て新しくなった。
2024年型CBR500R欧州仕様主要諸元
・全長×全幅×全高:2080×760×1145mm
・ホイールベース:1410mm
・シート高:785mm
・車重:191【192】kg
・エジンン:水冷4ストローク並列2筒DOHC4バルブ 471cc
・最高出力:47.6PS/8600rpm
・最大トルク:4.38㎏-m/6500rpm
・燃料タンク容量:17.1L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=160/60ZR17
※【 】は2022年型CBR500R欧州仕様
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