
ホンダがミラノショーで新型CB1000ホーネットを発表した。現行CB1000Rに代わるモデルとしてストリートファイターに回帰。エンジンは2017年のCBR1000RRをベースに進化し、約150PSを発揮する。
ネイキッドは「CBホーネット」でブランディング
2023年に海外でCB750ホーネットがリリースされ、ホンダの「ホーネット」ブランドが復活したばかりだが、2024年モデルとしてCB1000ホーネットがデビュー。CB1000Rのネオスポーツカフェコンセプトから決別し、ストリートファイターに回帰したのが最大のトピックだ。
エンジンは2017年型CBR1000RRを採用し、CB1000Rの2004年型CBR1000RRをベースにしたエンジンから新しいユニットへ移行した。正式なスペックは発表されていないが、最高出力110kW(約150PS)以上、最大トルク100Nm(10.2kg-m)以上とアナウンスされている。
吸気系は電子制御スロットルを採用しており、ライディングモードやトラクションコントロールを導入。シャーシはツインチューブフレームを採用するが素材はスチール製にしており、プロアームも廃止されていることからコスト面が抑えられている可能性もあるだろう。
フロントは径41mmサイズのSHOWA製SFF-BP倒立フォークを採用し、径310mmダブルディスクという必要十分な足まわりを装備。リアタイヤは従来の190サイズから180サイズに細くしており実用性が高そうだ。日本での発売は、2024年夏頃と予想される。
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新型CB1000ホーネットのはメインフレームにシートレールが溶接された一体型。CB1000Rシリーズの特徴だったプロアームを廃してベーシックな両持ちスイングアームとしている。
真横からのシルエットは前のめりのストリートファイタースタイル。メーターは5インチのTFTディスプレイを採用しスマートフォンと連携可能だ。
CB1000ホーネットのエンジンは、外観から写真の2017年のSC77型CBR1000RRがベースと判別できる。192PSを発揮したエンジンをベースにネイキッド向けにリファインしている。
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【画像ギャラリー】CB1000Rのイメージやディテール写真
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