ホンダがミラノショーで新型CBR650Rを発表した。前評判通り自動でクラッチを制御する「Honda E-Clutch(ホンダEクラッチ)」を採用した仕様も用意し、よりスポーティなスタイルに生まれ変わっている。

E-クラッチはオプション設定で重量増加は2kg

新型CBR650Rは、従来のエンジンとシャーシを受け継ぎながら、直線基調のシャープなスタイルに生まれ変わっている。エンジンは95.2PSを発揮する並列4気筒649ccの性能面に変化はないが、クラッチ操作を電子制御するホンダE-クラッチを初めてオプション設定している。

E-クラッチはクイックシフターやデュアルクラッチトランスミッションの要素を採り入れた全く新しい機構で、クラッチカバー部分に取り付けられた2つのモーターがライダーに代わってクラッチ操作をしてくれるもの。E-クラッチを使った際はシフトペダルだけで走行が可能となる。

それでいてライダーが左手でクラッチ操作を入力すると通常通りのマニュアル操作が可能。エンジンを始動するとすぐにシステムが作動し、走行中のエンストの可能性を排除し、発進や停止の多い街乗りに快適性と安心感をもたらしてくれるのだ。

他にも5インチのTFTディスプレイを採用しナビ機能もあるスマホアプリと連携が可能。左のハンドルにはバックライト付き4方向トグルスイッチを導入して操作性が向上している。新型CBR650Rは2024年春に日本での発売が予想されているが、E-クラッチ仕様は夏頃になるだろう。

2024年型CBR650R/E-クラッチ欧州仕様主要諸元

・全長×全幅×全高:2120×750×1145mm
・ホイールベース:1450mm
・シート高:810mm
・車重:209/211【208】kg
・エジンン:水冷4ストローク並列4筒DOHC4バルブ 648cc
・最高出力:95,2PS/12000rpm
・最大トルク:6.42㎏-m/9500rpm
・燃料タンク容量:15.4L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=180/55ZR17
※は2023年型CBR650R欧州仕様

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