要望も的確に採り入れて満足度も大きく向上する

「このところNinja(GPZ900R)のRCM(Radical Co-nstruction Manufacture。同店によるコンプリートカスタム)のオーダーは増えています。ただ、良好なベース車を探すのはだんだんと難しくなっています」

ACサンクチュアリーの中村さんはNinjaの現状をこう言う。カウル付きでオールラウンドに楽しめるモデル。パーツも豊富で自分仕様にカスタマイズする楽しみも大きい。この車両はそのNinjaをベースにした近作のRCM(シリアルナンバー587)で、そんな今のNinja事情も現れている。

ACサンクチュアリー GPZ900R ベース車両のコンディションを見極めてコンプリート化

「オーナーさんは車両を持ち込んで前後足まわりに手を入れることを考えておられたんですね。車体の状態は良かった。ただ、エンジンからの異音やマフラーの白煙が気になったので、これはオーバーホール対象だと判断。オーナーさんと打ち合わせして手を入れることを決め、必要な内容にしました。

元々のオーダーと合わせるとRCMメニューになるので、コンプリート製作に進みました。前後17インチの現代ワイドタイヤを履くというRCM Ninjaスポーツパッケージ・ニューType-Rとなります」

かつて(ベース車が現役だった2002年頃の確立から2014年頃まで)のType-Rはエンジンも良好で走行距離の少ない個体を選んで作られていたが、2015年に発表されたニューType-Rではエンジンオーバーホールも行い、電装も後継機用をベースにして新作するなどの対策メニューが入るようになった。この車両の場合は電装は良好でその手間は省くなど、新旧Type-Rのハイブリッド仕様として完成に至った。

「カラーリングや使用パーツはオーナーさんのオーダーを忠実に生かしています。玄人好みの仕上がりかなと思います」とも中村さん。ちなみにニューType-Rはスタートエディションで418万円(記事製作の2022年秋時点)。今や中古車価格が高騰する中で、全身リニューアルされて前後17インチホイール仕様を楽しめる状態が手に入るRCM Ninjaが注目されるのは、自然な流れなのかもしれない。


Detailed Description 詳細説明

ACサンクチュアリー GPZ900R ベース車両のコンディションを見極めてコンプリート化

ステムをスカルプチャーステムキットTYPE-1に変更(フロントオフセットは[40→]37mmで前後17インチに適正化している)しハンドルはバータイプのデイトナ・RCMコンセプトバーハンドルを装着。大型の速度計、内側に電圧計を持つエンジン回転計などのメーターは純正を使う。



ACサンクチュアリー GPZ900R ベース車両のコンディションを見極めてコンプリート化

左右マスターシリンダーはブレンボRCS。ブレーキホースやクラッチホースはアレーグリ・ショルトシリーズで、各車両に合わせた長さで製作される。



ACサンクチュアリー GPZ900R ベース車両のコンディションを見極めてコンプリート化

シートはデイトナ・CozyシートRCMコンセプト。純正パターンを生かした鮮やかなメタリックグリーン×ブラックの塗装は奥進だ。



ACサンクチュアリー GPZ900R ベース車両のコンディションを見極めてコンプリート化

フレームはSTDベースにナイトロレーシング・コンビネーションキットIII(ダウンチューブ)を装着し、ダブルクレードル的なルックスを持たせ剛性も高める。エンジンは2mmオーバーのφ74.5mmヴォスナー鍛造ピストンで[908→]958cc化しクランクは曲がり修正&バランス後にジャーナルラッピングを施す。バルブガイド入れ替えやミッションのドッグクリアランス加工も行い、外観も耐熱ガンコート仕上げなど、補修の範囲を超えて今後のためにフルメニューが施された。冷却系もナイトロレーシング・ワイドラジエーター&オイルクーラーハイマウントKITで強化する。



ACサンクチュアリー GPZ900R ベース車両のコンディションを見極めてコンプリート化

キャブレターはブラックボディのFCRφ37mmにグリーンのファンネルをセットし、ボディカラーとコーディネイトした。



ACサンクチュアリー GPZ900R ベース車両のコンディションを見極めてコンプリート化

フロントフォークはオーリンズRWUφ43mmのサンクチュアリーE×Mパッケージ(フェンダーやキャリパーサポートも含んだパッケージ)で、フロントブレーキわりはブレンボ・アキシャルP4 30/34キャリパー(ブラック)+サンスター・プレミアムレーシングRCMコンセプトφ320mmディスクの組み合わせ。



ACサンクチュアリー GPZ900R ベース車両のコンディションを見極めてコンプリート化

リヤブレーキはブレンボP2 32キャリパー+サンスター・ワークスエキスパンドディスク。排気系はナイトロレーシング・手曲げチタンEX(ショートテール)のハーフポリッシュ仕様で、サイレンサーはナイトロレーシング・グレネードチタンV-3のヒートポリッシュ仕様だ。



ACサンクチュアリー GPZ900R ベース車両のコンディションを見極めてコンプリート化

スイングアームはスカルプチャーR.C.M.専用ワイドスイングアーム・レーシングスタンドフック スタビ付きでガンコート仕上げされている。前後ホイールはアルミ鍛造のO・Zレーシング・PIEGA3.50-17/5.50-17サイズを履く。



ACサンクチュアリー GPZ900R ベース車両のコンディションを見極めてコンプリート化

リヤショックにはオーリンズのNinja・17インチ用をチョイスした。


主なカスタム内容(KAWASAKI GPZ900R)

エンジン
*エンジンカバー類含む
WOSSNER φ74.5mm鍛造ピストン
NITRO RACING GPZ900R/750R Ninja ワイドラジエータKIT
キャブ/インテーク KEIHIN FCRφ37mm
エキゾーストシステム NITRO RACING 4in1 機械曲げ チタンEXマフラー ショートテール UPタイプ ハーフポリッシュ
NITRO RACING グレネードチタン V-III サイレンサー ヒートポリッシュ
フレームスイングアーム NITRO RACING GPZ900R/750R Ninja コンビネーションKIT III
SCULPTURE GPZ900R/750R Ninja φ43フォーク用ステムKIT TypeI バーハンドル仕様
SCULPTURE R.C.M.専用ワイドスイングアーム レーシングスタンドフック スタンド付き ガンコート
ブレーキ周り
*マスター含む
フロント
BREMBO RCS ブレーキマスターシリンダー
BREMBO アキシャルP4 30/34キャリパー
SUNSTAR プレミアムレーシングRCMコンセプトφ320mmディスク
ALLEGRI ショルトシステム
ブレーキ周り
*マスター含む
リア
BREMBO P2 32キャリパー
SUNSTAR ワークスエキスパンドディスク
ALLEGRI ショルトシステム
ホイール周り
フロント
O・Z MOTORBIKE PIEGA 3.50-17
ホイール周り
リア
O・Z MOTORBIKE PIEGA 5.50-17
サスペンション
フロントフォーク
OHLINS RWU
サスペンション
リアショック
OHLINS KA203
ステップ NITRO RACING GPZ900R/750R Ninja バックステップKIT
ドライブシステム駆動系
*スプロケット、カバー含む
NITRO RACING GPZ900R/750R Ninja クラッチレリーズプレートKIT
EK 530RCM ドライブチェーン BK;GP
ハンドル周りステアリング
*ステダン、ミラー含む
DAYTONA “RCM”コンセプト LOWハンドルバ
BREMBO RCS クラッチマスターシリンダー
オイルクーラー NITRO RACING GPZ900R/750R Ninja オイルクーラー HIGHマウントKIT
シート DAYTONA CozyシートRCMコンセプト
外装 NITRO RACING GPZ900R/750R Ninja レーシングスクリーン


ACサンクチュアリー GPZ900R(KAWASAKI GPZ900R)
取材協力:ACサンクチュアリー(SANCTUARY本店) TEL04-7199-9712 〒277-0902千葉県柏市大井554-1
URL:https://www.ac-sanctuary.co.jp
2023年 2月 06日




情報提供元 [ ヘリテイジ&レジェンズ ]

この記事にいいねする

 
今回紹介した製品はこちら
 
       
コメントを残す

カワサキ GPZ900Rの価格情報

カワサキ GPZ900R

カワサキ GPZ900R

新車 0

価格種別

中古車 23

本体

価格帯 ―万円

万円

諸費用

価格帯 ―万円

万円

本体価格

諸費用

本体

180.33万円

価格帯 94.6~316.5万円

諸費用

14.22万円

価格帯 7.02~11.08万円


乗り出し価格

価格帯 ―万円

万円

新車を探す

乗り出し価格


乗り出し価格

194.55万円

価格帯 105.68~323.52万円

中古車を探す

!価格は全国平均値(税込)です。

新車・中古車を探す