
カワサキモータースがジャパンモビリティショー2023にて世界初公開した「Ninja 40th Anniversary Edition」。国内ラインナップの「ZX-10R」「ZX-4RR」のほかに、なんと北米では「ZX-14R」「ZX-6R」もラインナップされていた! この2車種の国内導入予定は今のところないが、「ZX」シリーズ全体で40周年のアニバーサリーを盛り上げる流れとなりそうだ。
残る「ZX」は250ccのみ! コンプリートを願いたいラインナップ
モビリティショーでの公開とタイミングを同じくして、北米カワサキで発表された「ZX-14R 40th Anniversary Edition」と「ZX-6R 40th Anniversary Edition」。ZX-14RはZXシリーズ最大排気量のメガスポーツツアラーで、排気量1,441ccの水冷直列4気筒エンジンを搭載。世界最速クラスの高速性能と、独特の4眼フロントマスクでファンも多いモデルだったが、2019年を最後に国内販売を終了。しかし、北米では販売が続いているフラッグシップだ。一方のZX-6Rは1995年初登場の、最大126PSを発揮する直列4気筒エンジンのスーパースポーツ。現在国内ではスーパーバイク参戦仕様の「ZX-10R」をイメージしたKRT Editionのみがラインナップされている。
北米で登場する40th Anniversary Editionでは、国内でも発表されたZX-10R、ZX-4RRに上記の2車種を加え、全4モデルの発売となった。仕様はすべて同様で、ZXRシリーズのライムグリーン&ホワイト&ブルーのカラーリングを採用。ホイールはライムグリーン、フレームはシルバーで仕上げられており、タンクにはチャンピオンステッカー風の40周年記念エンブレムが置かれる。国内仕様でもカワサキファンからは熱い注目を集めている40th Anniversary Editionだが、選択肢の多くなる北米のファンがうらやましいかぎりだ!
しかし、このラインナップによって現行のZXシリーズ5車種のうち、40th Anniversary Editionが用意されていないのは250ccのZX-25Rのみとなってしまった。シリーズ全体がアニバーサリーイヤーに向けて盛り上がった今、ZX-25Rに動きがないか注目したいところだ。また北米仕様の2車種のうち、国内販売が続いているZX-6Rについては、40th Anniversary Editionが導入される可能性もゼロではない。こちらも多くのミドルSSオーナーが待ち望むところだろう。今後の展開に期待していきたい。

北米で発表されたZX-14R 40th Anniversary Edition。高性能と独特のスタイリングに今なおファンは多いが、国内販売は2019年で終了している

こちらも北米発表のZX-6R 40th Anniversary Edition。日本ではKRT EDITIONのみがラインナップされているが、国内の導入はあり得るか!? 今後の発表に期待だ
情報提供元 [ kawasaki US(海外) ] ギャラリーページへ
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