
カワサキはジャパンモビリティショー2023にて、新型モデル「W230」を世界初公開した。キャブトンスタイルのマフラー、オーソドックスな空冷OHCエンジンを備えたレトロスポーツだ。またメグロシリーズの新型「MEGURO S1」も同時に発表。W230をベースに、高級感あふれるメッキパーツと特別タンクエンブレムを備える仕様だ。
「W」がミドルクラスに復活! レトロスポーツらしいスタイリングを追求
カワサキのレトロスポーツとして愛される「W」シリーズだが、2008年を最後に普通二輪クラスのラインナップは絶え、現在はW800のみがラインナップしている状態だった。そこで今回新たに、Wシリーズの血統を受け継ぐレトロスポーツモデルとして登場したのが「W230」だ。
エンジンは空冷4ストロークSOHC単気筒、スチール製ダブルクレードルフレームを採用し、丸目1灯ヘッドライト、「エストレヤ」スタイルのティアドロップ型燃料タンク、アナログ2連メーター、スポークホイール、スチール製フェンダー、キャブトンマフラーを採用。レトロなパターンのロングシートも装備しており、「W」シリーズの末弟らしいデザインとなっている。数値は未発表だが、低シート高と軽量な車体による扱いやすさもあるとされており、女性やビギナーでも親しみやすいモデルとなるのは間違いない。
メグロブランド100周年! MEGUROもミドルクラスに新登場
カワサキはメグロとの連携を記念し、「W800」のバリエーション「MEGURO K3」を2021年から発売しているが、1924年に始まった「メグロ」ブランドは、2024年に100周年を迎える。これを記念して登場したのが新型「MEGURO S1」だ。
ベースはW230と同様と思われるが、「1964年に発売されたカワサキ250メグロSGの正統なる後継車」としてメグロ・シングルの血統を引き継いだ仕様。空冷エンジン、黒×クロームメッキのクラシカルだが高級感あふれる燃料タンク、スポークホイールがバランスよくまとめられ「メグロ」のクラフトマンシップを今に継承する。こちらも価格、発売日程は未定だが、ミドルクラスでMEGUROを楽しめる期待の新モデルの登場だ!
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