
ジャパンモビリティショー2023で、ヤマハ発動機からヘリテイジスタイルの参考出品車が登場した。その名も「XSR900GP」。XSR900にハーフカウルを搭載し、往年のGPマシンをオマージュしたグラフィックを持つマシンだ。ただのコンセプトモデルではなく、欧州では正式にラインナップも発表! 国内販売も間近という情報も!
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YZR500オマージュのハーフカウル搭載モデル
XSR900のカウルドモデルについては、今年夏に欧州のイベントでもスペシャルカスタム「XSR900 DB40」として登場し話題となっていた。これが「XSR900 GP」として、ついにヤマハEUにて正式に発売が決定。10月28日(土)から開催されるジャパンモビリティショー2023でも、コンセプトのベースとなったGPマシン・YZR500と共に出品された!
カウル形状はYZR500を見事に現代風に落とし込みつつ、大型のスクリーンと別体型のナックルガードは往年のGPマシンスタイルそのもの。ヘッドライトもレーサースタイルのスクエア型に変更された。グラフィックはマルボロカラーをオマージュしたレプリカスタイルだ。

欧州で正式に発売が発表されたXSR900 GP。価格、発売時期は未発表ながら、欧州では来年春の発売が予想される

ジャパンモビリティショー2023にYZR500と共に登場したXSR900 GP

大型のスクリーン、別体型のハンドルガードなど、往年のGPマシンそのもののスタイルを再現
また、フルアジャスタブルKYBサスペンションや新設計のセパレートハンドル、位置調整可能なステップにより、ライディングポジションもレーシーにアレンジされている。もちろん装備は最新水準であり、5インチのフルカラーTFTディスプレイメーター、6軸IMU、3パターンのライディングモード調整、クルーズコントロール、クイックシフターなど、電子制御も充実している。
そんなXSR900GPだが、欧州では既に市販予定モデルとして詳細なスペックが発表済みで、発売は2024年春が予定されているという。そしてもちろん気になる国内導入だが、こちらも既に準備は進行中で、2024年夏になる可能性が高い! 80年代からのレースファンのみならず、スポーツライディングを純粋に楽しめるモデルとして、今後も情報発表に注目していきたい!

スクエアタイプのヘッドライト。こちらもレーサースタイルのイメージを高める

性能面はXSR900を引き継ぎつつ、新設計のステップやハンドル位置でよりスポーティーなポジションを実現

メーターは5インチフルカラーTFTメーターを採用。セパレートハンドルを採用し、レーシーなポジションとなった

エンジン出力、諸元はスタンダードモデルと同様。GPマシンに端を発するデルタボックスフレームはXSRシリーズにも受け継がれている

ホイールは前後17インチ。タイヤには発表されたばかりのブリヂストン・バトラックス ハイパースポーツS23を装備する
XSR900 GP(海外:2024)
レジェンドレッド(新色)
パワーグレー(新色)
XSR900 GP(海外:2024)主要諸元
・全長×全幅×全高:2,160×810×1,180mm
・ホイールベース:1,500mm
・シート高:835mm
・車重:200kg
・エンジン:水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ 888cc
・最高出力:119PS(87.5kW)/10,000rpm
・最大トルク:9.5kg-m(93.0Nm)/7,000rpm
・燃料タンク容量:14L
・変速機:6速
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17M/C、R=180/55ZR17M/C
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どうせならアンダーカウルもつけてくれや。