【新車】ドゥカティ、オフロード性能を高めたモデル「デザートX ラリー」発表

ドゥカティ・ワールド・プレミア2024にて、ドゥカティのオフロードモデル「DesertX（デザートX）」のバリエーションモデルとなる「Rally（ラリー）」が発表された。

DesertX Rallyの専用装備

「デザートX」は2022年に発売されたドゥカティ初のオフロードモデル。937ccテスタストレッタ11°デスモ・エンジンを搭載し、21インチのフロントホイールと18インチのリヤホイール、ロングストロークサスペンション、オン/オフどちらにも対応するライディングモードなどを装備している。

今回発表された「デザートXラリー」は“極限のアドベンチャーを走破するバイクの実現”をコンセプトに、サスペンションストロークの増加と最低地上高の引き上げ、より軽量でテクニカルなホイールの装備、コンポーネントの軽量化など各部を強化。デザートＸよりオフロードの走破性が向上しているという。国内でのメーカー希望小売価格は263万5000円だ。

1. ハイポジション・フロントフェンダー
   オフロード・パフォーマンスを強化したデザートXラリーの特徴的な要素であるだけでなく、過酷なオフロード走行で泥の堆積を防ぐ。
2. カーボンファイバー製サンプガード
   デザートXの標準バージョンよりも優れた剛性を実現し、ドゥカティ・パフォーマンス・アクセサリーから提供されているサンプガードよりも軽量。
3. マスカラー・プラスチック
   デザートXラリーに採用されているプラスチックは素材そのものが着色されており、美しいスタイルを実現するだけでなく、傷が目立ちにくいという特徴もある。
4. 粘着グラフィックス
   厚手のPVCを採用することで、バイクの表面をより良く保護し、カスタマイズの幅を広げる。
5. 専用ラリーシート
   ライダーの自由な動きを可能にし、オフロードライディングを容易にする、特別な質感の専用シート地を採用。
6. フロントフォーク
   48mm径のKYB製フロントフォークにより、剛性とライディングの精度が向上している。このフォークは、内部にクローズド・カートリッジを備えている。これは、サスペンションの減衰力と効率を低下させるキャビテーションや蒸気泡の形成を避けるために、カートリッジ内のオイルを加圧した状態に保つテクノロジーだ。
7. リアショック
   低速および高速側のコンプレッションが調整可能な、46mm径ピストンを備えたプロフェッショナルなKYB製リアショックを装着。リバウンドとプリロードも調整可能だ。このショックにより、オイルフローが改善され、過酷なオフロード走行時の挙動が向上する。
8. より軽量で、よりテクニカルなホイール
   完全に新しく、より剛性が高く、より軽量なタカサゴEXCELホイール、カーボンスチール・スポーク、軽量化されたビレットアルミニウム製ハブ（デザートXの前後ホイールセットと比較して0.5kg軽量）を装備。オフロード走行時に石が当たりにくいセントラル・スポークホイールを採用するために、インナーチューブ・リムを選択している。

DesertX Rally（2024）

・メーカー希望小売価格：263万5000円

DesertX Rally（2024）主要諸元

・ホイールベース：1625mm
・シート高：910mm
・エンジン：水冷L型2気筒937cc
・最高出力：110ps/9250rpm
・最大トルク：9.4kg-m/6500rpm
・燃料タンク容量：21L
・変速機：6速、ドゥカティ・クイック・シフト・アップ/ダウン
・ブレーキ：F＝ディスク、R＝ディスク
・タイヤ：F＝90/90 - 21、R=150/70 R18

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情報提供元[ Ducati ]