ジャパンモビリティショーでトヨタ車体がハイエースのコンセプトモデルを展示する。トランポとして高い支持率を誇るモデルだけに次期型が気になっているライダーも多いはず。果たしてこれが次期ハイエースの姿なのか!?

次期ハイエースはセミボンネット化されるのか

トヨタ車体はトヨタグループのミニバン、商用車、SUVの完成車両メーカー。現行ハイエースは同社の製品で次期型の企画や開発にも大きく関わっている。そのトヨタ車体が「GLOBAL HIACE BEV CONCEPT (グローバルハイエースBEVコンセプト) 」を展示する。

H200系の現行型ハイエースは2004年のデビューから間もなく20年を迎える長寿モデルだけに次期型のウワサは絶えない。2019年には海外向けに新型ハイエースがフィリピンで発表され、これが日本でも発売されるかと思いきや、グランエースとして導入された経緯がある。

そして、今回のグローバルハイエースは海外向け新型ハイエース(H300系)にそっくり。発表された全長5280mm×全幅1950mm×全高1990mmのサイズはH300系より15mm長いだけでほぼ同寸。200系ハイエースにおけるスーパーロング・ワイドボディ並みの全長/全幅となっている。

次期型ハイエースがセミボンネットタイプになるにしても国内でこのサイズはかなり大柄。ライダーのトランポ用途として使うには持て余すことになりそうだが、高まる物流需要やドライバーのより高い安全性に対応するには避けられないのかも知れない。

日本向けに小型サイズも期待したいが、果たして?

グローバルハイエースBEVコンセプト [トヨタ車体] 3210mmのホイールベースはH300系と同一なので、ボディはそのまま流用していると思われる。

フィリピンで2019年に発売されたH300系新型ハイエース。写真のショートボディでH200系のスーパーロング・ワイドボディ並みのサイズとなる。外観はグローバルハイエースにそっくりだ。

グローバルハイエースのリアゲートは観音開きを採用。テールランプも形状はH300系と似ているが、レンズのデザインはコンセプトモデルらしく凝ったものになっている。

乗車定員は1名。最大荷室長3490mm、荷室幅1715mm、荷室高1270mmの広大な積載スペースを確保する。最小回転判型は5.5mとH200系スーパーロングの6.1mより小回りが利く。

メーターはTFTディスプレイと思われる画面になり中央のナビも大型化している。ACCの装備を望む声は大きいがメーターにドライビングアシスト機能らしき表示は見当たらない。

グローバルハイエースBEVコンセプト主要諸元

・全長×全幅×全高:5280×1950×1990mm
・ホイールベース:3210mm
・最大荷室長:3490mm
・荷室幅:1715mm
・荷室高:1270mm
・乗車定員:1名

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