
トライアンフからミドルネイキッド「SPEED 400(スピード400)」と「Scrambler400X(スクランブラー400X)」の国内販売価格、仕様が発表された。「スピード400」は69万9000円、「スクランブラー400X」は78万9000円となる。
カラーバリエーションはどちらも3色展開で、発売は2024年1月を予定。先日発表のハーレー「X350」に続く、普通二輪免許で運転できる新型モデルということで、ビギナーからベテランまで注目できるマシンだ。
目次
40PSを発揮する398cc新型水冷シングルエンジンを搭載!キャラクターによって選べる2モデル
2023年6月に海外発表されたスピード400とスクランブラー400Xは、どちらも共通設計の398cc新型水冷シングルエンジンを搭載するミドルネイキッド。エンジンスペックはどちらも同じで、最高出力40PS/8,000rpm、最大トルク38Nm/6,500rpmを発揮。しかしスタイリングは差別化されており、スピード400は前後17インチのホイールを備えるロードスポーツスタイル。スクランブラー400Xはフロント19インチで前後サスペンショントラベルを伸ばし、オフロード性能を持つスクランブラースタイルとなる。装備面ではどちらもスロットルにライドバイワイヤ、切り替え可能トラクションコントロール、デュアルチャンネルABS(スクランブラー400Xはオフロードモードに切り替え可能)、トルクアシストクラッチと、最新モデルらしい電子制御を共通して備える。

ミドルネイキッド「スピード400」「スクランブラー400X」の価格がついに発表された。70万円を切る価格でトライアンフを入手でき、初心者の初めての1台にもなり得る新モデルだ
トライアンフの現行ラインナップでは唯一の「普通二輪免許で運転できる」マシンということで、国内からの注目も熱い新モデルであるスピード400とスクランブラー400X。海外での発売情報が続々と発表される中、ついに登場した国内仕様は、スピード400が69万9000円と70万円を切る価格、「スクランブラー400X」は78万9000円と80万円切りの価格となった。この価格はラインナップ中最安となる。国内メーカーの400ccクラスとさほど変わらない価格はかなり手頃といえるだろう。また先日発表されたばかりのハーレーダビッドソン発ミドルネイキッド「X350」はスピード400と900円差という真っ向勝負となり、有力なライバルとなりそうだ。
発売時期は2024年1月と発表されているが、本日10月23日(月)から「早期予約キャンペーン」を開始。早速車両の購入予約ができるほか、トライアンフオリジナル「サーモカフェマグ」のプレゼントも実施。全国のトライアンフ正規取り扱い店にて受付中だ。

スピード400はオンロード志向のスポーツネイキッド。前後17インチのホイールサイズで、ホイールベースやシート高、重量がスクランブラーよりも小型化されており、軽快な運動性能を発揮する

スクランブラー400Xはフロント19インチのホイールを装備。スピード400よりも長い1420mmのホイールベースやワイドハンドル、ホイールトラベルの最適化などによりオフロード走破性を高めた

どちらもエンジンは同じで、新設計の水冷単気筒398cc「TR」エンジンを搭載する。4バルブDOHCで6速ミッションを採用。最高出力は40PS/8,000rpmだ

メーターはシンプルなデジタル&アナログのシングル。タコメーター、スピードメーター、シフトインジケーターなど基本的な機能を揃え、各種インジケーターはパネル内にまとめられる
SPEED 400(2024)
発売日:2024年1月
メーカー希望小売価格:¥699,000
カーニバルレッド【新色】
カスピアンブルー【新色】
ファントムブラック【新色】
Scrambler 400 X(2024)
発売日:2024年1月
メーカー希望小売価格:¥789,000
マットカーキ/フュージョンホワイト【新色】
カーニバルレッド/ファントムブラック【新色】
ファントムブラック/シルバーアイス【新色】
SPEED 400 / Scrambler 400 X(2024)主要諸元
※【】はScrambler 400 X
・全長×全幅×全高:2,055×815×1,085mm【2,115×900×1,170mm】
・ホイールベース:1,375mm【1,420mm】
・シート高:790mm【835mm】
・車重:171kg【180kg】
・エンジン:水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 398cc
・最高出力:40PS(29.4 kW)/8,000rpm
・最大トルク:37.5Nm/6,500rpm
・燃料タンク容量:13L
・変速機:6速
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=110/70 R17、R=150/60 R17【F=100/90-19、R=140/80-17】
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ビューエルの再来みたいなもんですかね。
アドベンチャーはまだしもSSやネイキッドのカテゴリーではライバルの壁は高い。ハーレーというブランドに対するユーザーの固定観念を取っ払うのは至難の業。乗ってみてとても良く出来ていたとしても・・・
多分オレは買わない。
スピードはカッコいいね!スクランブラーはなんだかタイヤばかりが目立って・・