ホンダが欧州で新型SHシリーズを発表した。日本では発売されていないモデルだが、珍しいスケルトンカラー、Vetro(=イタリア語でガラスの意味)が登場したので紹介したい。
未塗装のスケルトン外装の採用でCO2排出量を削減
SHシリーズは、2022年に欧州で約4万9000台の販売を記録した人気モデル。中でもSH125iは2万台以上、SH150iが9000台以上を販売しており、1984年以来シリーズ累計で100万台以上のヒットモデルになっている。欧州では2024年モデルが10月に発売される予定だ。
特筆すべきは、Vetro(ベートロ)と呼ばれる仕様で、ガラスという意味だけあり半透明ボディを装備している。SH125i Vetro/SH150i Vetroの2車種が採用するグリーンのスケルトン外装は無塗装となり、STDに比べ生産時のCO2排出量を年間9.5%削減する効果もあるという。
スケルトンスクーターといえば、2000年にホンダのジュリオスケルトンとライブディオZXスケルトンが発売された経緯がある。これは、1998年発売のiMac G3が大ブームになったことが背景となるが、今回のベートロはカーボンニュートラルの一環なのが異なるところだ。
日本では2013年に125ccのSHモードが発売されたことがあるが一代限りで終了。今回のベートロもイタリア企画・生産のモデルなので国内導入は望み薄だろう。ただし、CO2排出削減を目指してPCXスケルトンなどに期待したいが果たして!?

SH125i Vetro [HONDA] 石畳みの道がある欧州で安定して走れるように16インチホイールを採用したスクーター。シート高799mmと足つき性に影響するため日本では定着しなかった。

ディオスケルトンに比べ落ち着いたグリーンのスケルトンが印象的。SH125i/SH150iには、トップボックスナックルガード、スクリーンを備えた仕様も存在する。

コックピットからの眺めも独特。透明感のあるボディで高級イメージも高まっているようだ。

表皮を使い分けたシートにブラックのキャリアが高級感を演出。無塗装ボディのなめらかな表面が美しい。

透明のナックルガードとのマッチングも抜群だ。
SH125i Vetro欧州仕様主要諸元
・全長×全幅×全高:2090×730×1130mm
・ホイールベース:1350mm
・シート高:799mm
・車重:133.9kg
・エンジン:水冷4ストローク単気筒125cc
・最高出力:13PS/8250rpm
・最大トルク:1.22kg-m/6500rpm
・燃料タンク容量:7L
・変速機:Vベルト無段変速
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=100/80-16、R=120/80-16
スケルトンスクーター紹介

ライブDio ZXスケルトン [HONDA] 全面スケルトンボディに驚き。写真のサイバークリアレッド以外にサイバークリアブルーも用意。価格は18万4000円で通常版の5000円アップだった。

ジュリオ スケルトン [HONDA] 部分的にスケルトン外装を採用。写真のシュガークリアミントグリーン以外にシュガークリアオレンジも用意。価格は17万4000円で通常版より5000円安かった。

04GEN(2016年) [YAMAHA] デザインコンセプトとしてベトナムで展示されたスクーター。アジアでブランドを確立しているベスパに対抗する意図があったと考えられる。
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