
ウェビックコミュニティのMyバイクより、実際に乗っている・乗っていたオーナーの声を基に様々なバイクを紹介する「オーナーレビューまとめ」。
今回は、ホンダ「CBR1000RR-Rファイヤーブレード/SP」についてオーナーの生の声をお届けします!
目次
ぶっちゃけホンダ「CBR1000RR-Rファイヤーブレード/SP」ってこういうバイク!!
ホンダのロードスポーツモデルの頂点に君臨するのがこのスーパースポーツモデルのCBR1000RR-Rファイヤーブレードです。2020年のフルモデルチェンジでCBR1000RRから、“R”がひとつ増えてCBR1000RR-Rファイヤーブレードへと進化。『“TOTAL CONTROL”for the Track』をコンセプトとし、サーキットで勝つための装備や技術の全てが注ぎ込まれています。
ホンダの先端技術の粋が注ぎ込まれたエンジンは水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒999cc。218PSという強烈なパワーを14500回転という高回転域で発揮する一方で、車体はチタンマフラーにチタンコンロッド、リチウムイオンバッテリーなどで徹底的な軽量化をはかりクラス最軽量の車両重量は201kgを実現しています。
“サーキットで勝つための装備や技術の粋”なんて書いてしまうと非常に乗りにくいイメージを持ってしまうかもしれませんが、CBR1000RR-Rファイヤーブレードのすごいところは、サーキットでの速さ、思いのままに操れるのはもちろんですが、公道で乗っても“意外に”扱いやすいというところでしょう。
もちろん、スロットルをワイドオープンすれば強烈なパワーを発揮しますが、中低速のトルクも潤沢で公道でもスロットルワークにナーバスになることはありません。スーパースポーツらしい低めのハンドルとバックステップによる前傾が強めのポジションや、積載性の低さに納得できればツーリングにだって使うことだって可能です。
2017年モデルから電子制御スロットルを得て電子制御技術のレベルが一気に引き上げられたCBRシリーズですが、CBR1000RR-Rファイヤーブレードではさらに電子制御技術もアップグレード。
車体の姿勢を正確にセンシングするボッシュ製6軸IMUを備え、Hondaセレクタブル トルク コントロール(トラクションコントロールシステム)やABS、ウイリーコントロールといった電子制御を搭載するのは同じですが、より意思に沿った車体挙動と車体情報が得られるように進化。エンジンパワーやHondaセレクタブル・トルク・コントロールの介入度、エンジンブレーキ、ウイリーコントロールの介入設定をきめ細かく設定できるようになっています。
SPは足回りのパーツのグレードアップがはかられた上級モデルです。ブレンボ製のブレーキシステムに加え、前後のサスペンションを電子制御化。しかも搭載されるのはオーリンズ製の第2世代スマートECシステムで、より高負荷な状況でも性能を維持し、セッティングに関してもより前後別々の細やかなセッティングができるようになっています。
WebikeユーザーはCBR1000RR-Rファイヤーブレード/SPをどう感じている?
CBR1000RR-R FIREBLADE/SP
新車平均本体価格:278.3万円
中古車本体価格:263.49万円
口コミ件数:15件
※データは2023年10月13日現在
オーナー平均満足度は5点満点中で3.56(評価人数:259人)
特筆すべきは走りとルックスがほぼ満点の高得点をマークしていることでしょう。スポーティなデザインに、サーキットでの速さを追求した性能や、電子制御技術による「思いのままに操れる」感が多くのオーナーに好評のようです。
多くの項目が3点を超える一方、積載性は1.86点と低めの点数に。もともとスポーツ用に設計されているためシート下のスペースもあまりなく、シートバッグも取り付けにくい構造のようです。
CBR1000RR-Rファイヤーブレード/SPのざっくりまとめ
よいところ
・回すほど強烈なパワーが出る
・クイックシフターの加速感が気持ち良い
・カッコいい。乗りやすい。振動が少なく手が痺れにくい
・下手なカスタムは要らない、かも?
悪いところ
・ハンドルバー垂れ角が試乗距離でも辛い。(サーキットだと良い感じ)
・長時間乗ると腰が疲れます
・ウィンカーが操作しにくい。”for the track”なので仕方ない?
・とにかく熱い!
CBR1000RR-Rファイヤーブレード/SPオーナーの声
ここでは数ある口コミの中でも特に印象的だった声を紹介します。
購入動機・用途・比較車種 | MC51からの乗り換え、フルカウルが好みで仕事の長距離移動でも楽しめる一台を探してました。 |
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長所・満足な点 | 山道、高速、幹線道路ではどのギアからでも加速してくれる。 電子制御が思ったより優秀で、過剰な介入もしない。 姿勢が変え易い、試乗評価で言われるほど辛くない。 |
短所・不満な点 | SPグレードは色が選べない。好みとしては白、次点で黒。 用途としては仕方ないのですが、細い山道の下りなど低速でエンブレが長いところが続くとカブり気味になり、平地に戻ってもアイドルが安定せずストールする。 前側乗車時(上体おこし)にニーグリップするポイントパーツのシボがグリップしない。暫定自作パッド装着。 長時間乗ると座骨が痛い。 |
これから買う人へのアドバイス | 乗って楽しい一台だと思います。 購入時の比較車両はPanigale V4, 959、Daytona765、H2SXSE+ |
購入動機・用途・比較車種 | ハイパワーエンジン開発も縮小の予感と954RRでのサーキット走行も厳しくなってきたのでバトンチェンジ。 30thアニバーサリー発売が決め手に! |
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長所・満足な点 | 30thトリコロールの特別感がいい。シリアルナンバーが嬉しい。 クイックシフターの加速感が気持ち良い! 低速トルクがスカスカだったが、2022モデルで低中速をアップデートしている。 |
短所・不満な点 | ハンドルバー垂れ角が試乗距離でも辛い。(サーキットだと良い感じ) ノーマルチェーンがすぐに錆びる。 LEDライト照射範囲が狭い。 ウィンカースイッチが操作しにくい。 ウィンカーオートキャンセルもあてにならない。 |
これから買う人へのアドバイス | 受注生産で受付期間終了なので、今後は、新車購入は困難? 中古を待つしかない。しかも価格も下がるとは思えない。 |
購入動機・用途・比較車種 | SSが好き。ホンダが好き。今の年齢を考えると、こんなバイクはいつまで乗れるかわからないから。 |
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長所・満足な点 | カッコが良い。音が良い。走りが良い。期待通りです。大してテクはありませんが、その気にさせてくれます。乗りやすいとは言いませんが、乗りにくくもなく、慣れだと思います。 |
短所・不満な点 | SSなので当たり前ですが、前モデルと比べると、強いて言えば、前傾姿勢がきつめで、長時間乗ると腰が疲れます。シートが高く、車幅のせいもあり、同じく前モデルに比べると、足つきは良くありません。立ちごけに気を使いますが、これは自分の体格にも非があります。 |
これから買う人へのアドバイス | 燃費は良くない・発熱がすごく夏はクソ熱い・乗車姿勢が特殊等、大変な面もありますが、ジジイの私が乗れているので臆することはないと思います。SSが好きな方は候補の一つにしても間違いはありません。 |
CBR1000RR-Rファイヤーブレード/SPのライバルをチェックする
CBR1000RR-Rで面白いのは、近年1000ccクラスのスーパースポーツモデルで流行の“空力特性”にも拘っていることでしょう。空気抵抗を極力抑えるデザインを採用することはもちろんですが、ダウンフォースを作って車体を路面に押し付けるためのウイングレットや、リヤタイヤの温度低下を防ぐとともにウエットコンディションではリヤタイヤにかかる水の量を減らすロアカウルなどを備えています。
国産1000ccスーパースポーツとしては、ヤマハのYZF-R1や、スズキのGSX-R1000R(生産終了)、カワサキのニンジャZX-10Rあたりがライバルとなりますが、空力特性に拘ったウイングレットを持つモデルという意味では、ドゥカティのパニガーレV4 Rや、BMWのM1000RRといった海外モデルがライバルになりそうです。
それでは、ライバルの口コミが気になる方は、コチラもチェックしてみましょう!
※オーナー平均満足度や口コミ数は2023年10月13日現在です。
YAMAHA YZF-R1
オーナー平均満足度:3.41(評価人数:1,893人)
新車平均本体価格:232.23万円
中古車平均本体価格:127.94万円
口コミ件数:332件
SUZUKI GSX-R1000R
オーナー平均満足度:3.68(評価人数:562人)
新車平均本体価格:215.6万円
中古車平均本体価格:189.74万円
口コミ件数:48件
KAWASAKI ZX-10R
オーナー平均満足度:3.51(評価人数:1,178人)
新車平均本体価格:236.14万円
中古車平均本体価格:171.76万円
口コミ件数:143件
DUCATI PANIGALE V4 R
オーナー平均満足度:2.83(評価人数:17人)
新車平均本体価格:-
中古車平均本体価格:-
口コミ件数:-
BMW M1000RR
オーナー平均満足度:3.61(評価人数:27人)
新車平均本体価格:-
中古車平均本体価格:398万円
口コミ件数:3件
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