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TL125S イーハトーブ(124cc)
オーナー:ZEASANさん
ウェビックコミュニティに投稿されているMYバイクを毎週1台紹介するこのコーナー。今回紹介するモデルはホンダ「TL125S イーハトーブ」、オーナーは「ZEASAN」さんです。
1981年に発売されたイーハトーブは、シルバーのスリムなボディが特徴のトレッキングバイク。70年代のトライアルモデル「バイアルス TL125」をベースとしており、トレッキングといってもほとんど車体構成はトライアル競技モデルから変わっておらず、99kgの超軽量な車体や薄いタンク、そして大柄な21インチのフロントホイールは単なるオフロードモデルとは毛色の違うキャラクターを持っていました。そのネーミングは宮沢賢治の文学作品に登場する理想郷からきており、1977年から現在まで続く岩手県のトライアル大会「出光イーハトーブトライアル」からとられたともされています。
そんなイーハトーブ、1983年の発売以来モデルチェンジもなく、短期間で販売は終了してしまいました。この軽さと扱いやすさに今なおファンは多いものの、発売から40年が経つ旧車です。しかし、今回紹介するZEASANさんは「18年ぶりにバイクに乗るためのリハビリ」として所有しつつ、パーツの確保はまだ可能なところや、電子デバイスがなく丈夫であるとインプレッション。シート高はあっても足つきがよく、取り回しも軽快で「60km以上で走る気にならないので安全運転」という思わぬ側面もコメントしてくれました。旧車ファン、オフロードファンにはまだまだ手を出せるチャンスかもしれませんね。

トライアルイメージのトレッキングバイクであるイーハトーブ。このため公道も走れるのですが、低速に振ったミッションは発進時に操作がかなり忙しいとか。しかしカスタムで現代の交通事情に改善することも可能です。

こちらはnikuさんのイーハトーブ。「維持するにはノウハウがいる車両と思われがちですが、TLシリーズの中では意外とイージーな方かも。心強い頼れるマニアも多数いらっしゃいますので、困ることは今のところ無さそうです」という心強いコメントを投稿してくれました。
<MYバイクコメントより>
■購入動機・用途・比較車種
18年ぶりにバイクに乗るためのリハビリ用。
■長所
まず単純な構成なために整備が楽。
次にトラ車なので車重が異様に軽く車体の地上最低高が高いが足つきが良い。
その結果、取り回しがかなり楽。
また60km/h以上の速度で走る気にならないので安全運転で満足できる。
■短所
トラ車なので仕方ないが1~3速がかなりのクロス。よって信号待ちからの発進時はギアチェンジがかなり忙しい。ただしリアスプロケを小さくするとかなり緩和されます。
プアなブレーキと軽い車重、回るけどスピードが出ないエンジン特性なのでバイパス等の交通量の多い道路は走る気になれない。
更に夜間走行は躊躇するほどのヘッドライトの暗さ。
12V化&LEDでもまだ暗い。
燃費は案外悪く30km/L位でタンク容量は4.5Lにつき100kmくらい走るとガス欠の懸念が出てくる。特に山に入って調子に乗って走り回っているとリザーブのお世話になるので注意が必要です。
■これから買う人へのアドバイス
古い車種ですが部品については主要消耗品は純正で出ます。
それ以外は流用やリプロ品で何とかなります。
また電子デバイスが皆無で頑丈な機種なので、ある程度のメンテスキルがあれば旧車の割に維持が楽です。
TL125S イーハトーブのユーザーレビューを確認
オーナー平均満足度3.91
評価人数: 53人
新車平均価格:-万円
中古車平均価格:34.24万円
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