
カワサキモータースジャパンは、新型ミドルアドベンチャー「VERSYS 650(ヴェルシス650)」の国内導入を発表した。海外では2007年から発売されている人気モデルで、国内正規ラインナップとなるのは今回が初めてだ。
発売は2023年11月17日(金)。価格は110万円となる。全国のカワサキプラザで取り扱い予定。
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2022年初夏の導入予定がいよいよ現実のものに
2007年から欧州で発売されているヴェルシス650は、Ninja650と基本設計を共有する649ccの水冷並列2気筒エンジンを搭載したデュアルパーパスモデル。発売当初はベースとなったスポーツモデル「ER-6n」を思わせる異形ヘッドライトが特徴的だったが、モデルチェンジのたび外見は大きく変化し、2015年にはデュアルヘッドライトを獲得。Ninjaシリーズを思わせるマスクとなり、2022年のフルモデルチェンジでは「ヴェルシス1000」同様の逆スラントしたフロントカウル、LED灯火類や調整可能スクリーン、USB電源、TFT液晶メーター等の最新機能を備えた。
性能面では、Ninja650ゆずりの出力49kW(67PS)/8,500rpmを発揮するエンジンと、前後17インチのホイール、KTRC(トラクションコントロール)の採用により軽快なコントローラビリティを実現。それでいてデュアルパーパスらしいロングトラベルのフォーク、アップハンドルで走破性も高められた。タンク容量は20Lと大容量、トップケースやパニアケースをフル装備できるオプションも発売され、扱いやすいツアラーとして期待が持たれる。過去には2021年に一度、カワサキより正規販売予定のアナウンスが発表されていたが、導入予定は延期。今回の発売はファンにとって待望のものとなった。
カラーバリエーションは1色で、ブラックを基調とした「メタリックフラットスパークブラック×キャンディライムグリーン」のみ。発売は2023年11月17日(金)で、価格は110万円。「カワサキケア」モデル設定がなされており、全国のカワサキプラザで取り扱い予定だ。

欧州では2007年から販売されている長寿モデルながら、日本正規導入は今回が初。2022年モデルで獲得した最新スタイルのフロントマスク、各種装備で戦闘力は充分だ。

2022年モデルで追加された可動式スクリーン。このほか新たにTFT液晶メーターやトラコンを装備し、利便性を高めた。

4.3インチのTFT液晶メーターは表示切替が可能で、スマホ連携機能により車両の情報をチェック可能だ。
VERSYS 650(2024)
発売日:2023年11月17日(金)
メーカー希望小売価格:¥1,100,000
メタリックディアブロブラック×メタリックファントムシルバー(新色)
2024年式VERSYS 650主要諸元
・全長×全幅×全高:2165×840×1360mm
・ホイールベース:1415mm
・シート高:845mm
・車重:219kg
・エンジン:水冷並列2気筒4バルブ DOHC 649cc
・最高出力:67PS(49kW)/8500rpm
・最大トルク:6.2㎏-m(61N・m)/6700rpm
・燃料タンク容量:20L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ダブルディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17M/C (58W)、R=160/60ZR17M/C (69W)
情報提供元 [ カワサキモータースジャパン ]
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