この記事は2021/06/08にRIDE HIに掲載されたものです。

ガソリンコックをオンにして、デロルト製キャブレターのティクラーを押すとガソリンの匂いが漂う。右足をキックにかけ圧縮上死点を探る。足応えを感じたところで、キックを力強く踏み下ろす。久しぶりだからなかなか勘がわからない……そうそうべベルはキックのストロークが長いんだった。でもいまのバイクにはないこんな儀式がたまらなく良い。昔のバイクは、走る前からこんな風にバイクとの駆け引きを楽しめる

エンジンの爆発感は、現代のバイクにないダイレクトさ

「ズダダダダダッ」まるで機関銃を連射しているかのような連続するエキゾーストノートがコンチマフラーから響く。決して大きな音ではないが、現代のバイクにはない存在感がある。「良い音だねぇ」撮影している長谷川カメラマンも思わず感心するほど。久しぶりのベベル、900SSに心が踊る。ベベルというのはカムシャフトがベベルギヤ駆動だから。その後ドゥカティはベルトでカムシャフトを駆動し、現在はチェーン駆動のモデルもある。それにしても、スロットルを開けるのがこんなに楽しいエンジンは他にないかもしれない。ゾクゾクするほど気持ちが良いのだ。

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情報提供元 [ RIDE HI ]

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