ヤマハ発動機は、モトクロス競技用YZシリーズの2024年モデルを10月20日から順次発売する。

発売されるモデルは、YZ450F、YZ250F 50th Anniversary Edition、YZ250F、YZ250、YZ125 50th Anniversary Edition、YZ125、YZ85LW、YZ85、YZ65の全9機種で、「YZ250F」はマイナーチェンジが施されたほか、「YZ250F」「YZ125」は、YZ誕生50周年を記念した「50th Anniversary Edition」をラインナップする。

シリーズ合計の販売計画は400台で、予約が生産計画を上回る場合は予約受付期間終了を待たずに受付を終了する場合がある。

期間限定で「50th Anniversary Edition」も発売

ヤマハ発動機は、モトクロス競技用YZシリーズの2024年モデル9機種を10月20日から順次発売。各モデルには共通コンセプトである直線的なホリゾンタル・ムーブメントのビッグロゴと、3種の異なるブルー系色を調和させレーシーな雰囲気を強調したカラーリングを採用している。

「YZ250F」は、"Synchronization YZ with every MX racer"をコンセプトに最新の「YZ450F」の技術を織り込みながらマイナーチェンジが施された。主な変更点は、1)低中速域での優れた持ち味に加え、中高速域での性能を向上したエンジン、2)エンジン懸架を専用チューニングし、車体との一体感がより得られるバイラテラルビーム・フレーム、3)エアフローマネージメントとアクション自由度に配慮した軽量コンパクトなボディ、4)専用チューニングした前後サスペンション、5)セッティングの容易化を図るパワーチューナーのアプリのバージョンアップなど。

また「YZ250F」「YZ125」は、YZ誕生50周年を記念した「50th Anniversary Edition」が12月20日に発売される。

予約の受付は「ヤマハオフロードコンペティションモデル正規取扱店」にて、2023年8月30日から12月3日までの期間限定で行われる(「50th Anniversary Edition」は9月30日まで)。予約が生産計画を上回る場合は、予約受付期間終了を待たずに受付を終了する場合があるという。

2024年YZ250Fの主な特長

ヤマハYZ250F

低中速域での優れた持ち味に加え、中高速域での性能を向上したエンジン

吸気効率を高めた後方ダクトの新作クリーナーボックス、「フリクションロス低減」および「疲労強度への寄与」を両立した新カムチェーン、燃料噴射量(FI)と点火時期(IG)のマッピングを変更した新ECUを採用。これにより、低中速域における「扱いやすいパワー特性」「力強いトルク」といった従来のエンジン特性はそのままに、オーバーレブ特性を含む中高速域での性能を向上している。

エンジン懸架を専用チューニングし車体との一体感がより得られるバイラテラルビーム・フレーム

「YZ450F」同様のバイラテラルビーム・フレームを採用。バンプの衝撃で横方向にわずかな挙動を見せるフレームフレックス特性に着目し、タンクレールの環形状・保持形状・補強材などのバランスを吟味して設計開発、官能評価を経て仕上げられている。また、エンジン懸架の形状・材質を専用設計し、前側懸架のボルトは従来の左右個別から貫通構造にしている。これらにより、バンプ吸収感を向上、スピードを維持したままコーナーへ進入しやすく、またコーナリング時のライン自由度が広がるなど、ライダーは車体との一体感をより得ることができる。

エアフローマネージメントとアクション自由度に配慮した軽量コンパクトなボディ

「YZ450F」同様のエアフローマネージメントを採用。シリンダー前方吸気レイアウトは継承しつつ、吸気の経路を「サイドカバーとタンクの隙間」、および「メインシート下」に設けている。最適な吸気経路を導いたことにより、リニアなレスポンス、ドライバビリティの向上などに貢献している。

また吸気まわりの軽量・スリム化にも寄与。シュラウドは左右幅を従来比で50mm詰めてコンパクト化し、ボディ外装にシームレス処理を施すことで、ライダーがシート上で体が動かしやすくなるなど、車両と一体になったパフォーマンスが可能だ。

シートは、アクション自由度を広げるため天面高低差を従来比15mmフラット化。シート後方にはわずかなストッパー形状を織り込んで加速の際のホールド性を考慮している。

ライディングポジションも一新。従来比でフットレストを5mmダウン、ヒップ~フット間を10mm拡大、ハンドル位置はパイプ1本分手前に寄せるなど、自然な姿勢を得やすくしている。

専用チューニングした前後サスペンション

前後サスペンションは、トラクション感とバンプ吸収性能の向上を照準に減衰特性をセッティング。フロントには、工具不要で圧減衰調整できる手回し圧減衰アジャスタを採用している。またパワーチューナーアプリの新機能「サスペンションセッティングのテーマ対処方法」による調整作業を容易にしている。さらにインナーチューブ表面劣化を防ぐために強化ダストシールを採用。リップ長をアップし、優れた追従性によりダスト侵入を抑制、オイルにじみのリスクを低減している。

セッティングの容易化を図るパワーチューナーのバージョンアップ

スマートフォンでエンジンのセッティングができるアプリ「パワーチューナー」をバージョンアップし、以下の機能を追加。

  • アプリ上で「スムース⇔アグレッシブ」表示を選ぶことにより、燃料噴射量(Fuel Injection)と点火時期(Ignition)を直感的に調整できる「シンプルチューニング」
  • 介入度を3段階で調整できる「トラクションコントロール」
  • スタート時の「レブリミット機能」を追加した「ローンチコントロール」
  • セッティング効果や実戦でのラップタイム変位を数値で確認できる「ラップタイム計測機能」

YZ誕生50周年アニバーサリーカラー

セカンドカラーとしてYZ誕生50周年アニバーサリーカラーを採用。

1974年に誕生したYZ50年の歴史は、挑戦の軌跡であり、レースの歴史でもある。このヤマハの熱意を象徴するモデルのひとつとして、1993年の「YZ125/250」をオマージュしている。当時は、4ストロークYZが誕生する前夜であり、"ヤマハブルー"誕生への過渡期でもあり、また21世紀を走る最新YZへと繋がっていく出発点とも言える。そんな時期のカラーリングを採用することで、YZ独自のオリジナルな世界観を表現している。

YZ250F/50th Anniversary Edition(2024)

・発売日:2023年11月20日(STD)、2023年12月20日(50th)
・メーカー希望小売価格:940,500円(STD)、973,500円(50th)

ヤマハYZ250F

ヤマハYZ250F 50th Anniversary Edition

YZ250F(2024)主要諸元

・全長×全幅×全高:2180×825×1275mm
・ホイールベース:1475mm
・シート高:970mm
・車重:105kg
・エンジン:水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 249cc
・燃料タンク容量:0.95L
・変速機:5段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=80/100-21 51M、R=110/90-19 62M

YZ450F(2024)

・発売日:2023年10月20日
・メーカー希望小売価格:1,182,500円

ヤマハYZ450F

YZ250(2024)

・発売日:2023年10月20日
・メーカー希望小売価格:808,500円

ヤマハYZ250

YZ125/50th Anniversary Edition(2024)

・発売日:2023年10月20日(STD)、2023年12月20日(50th)
・メーカー希望小売価格:759,000円(STD)、792,000円(50th)

ヤマハYZ125

ヤマハYZ125 50th Anniversary Edition

YZ85LW(2024)

・発売日:2023年10月20日
・メーカー希望小売価格:594,000円

ヤマハYZ85LW

YZ85(2024)

・発売日:2023年10月20日
・メーカー希望小売価格:583,000円

ヤマハYZ85

YZ65(2024)

・発売日:2023年10月20日
・メーカー希望小売価格:511,500円

ヤマハYZ65

情報提供元[ ヤマハ発動機 ]

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