
それぞれ個性的なハーレーのラインナップの中でもひときわ個性を放つ「ブレイクアウト」が新型に。ミルウォーキーエイト117エンジンを搭載するだけではなく、ちょっとしたツーリングも楽しめる実用的な進化も果たしている。
スタイリング
数あるハーレーラインナップの中でも、これほど突き抜けたというか、ある意味極端なモデルもそうないだろう。「ブレイクアウト」シリーズはハーレーの純正カスタムとも言えるような立ち位置で2013年に登場。ハーレーカスタムスタイルの中でも一定の支持層が常にいる、ファットリアタイヤ、大径フロントホイール、そしてロー&ロングを、ハーレー側で、ハーレークオリティで、パッケージ化したものを提供してくれたというもの。初期はツインカム96エンジンを搭載していたが、徐々に排気量も拡大し、最新モデルではミルウォーキーエイトの大きい方の排気量、117キュービックインチ(約1923cc)エンジンを搭載するに至っている。
新型でも迫力のリア240幅タイヤは継承し、フロントも21インチという大径ホイール。しかも切削加工がなされた26本スポークのホイールデザインもカスタム感が非常に高い。エンジン横に突き出したエアクリーナーシステム「ヘビーブリーザーエアインテーク」もクロームが輝くアピールポイントで他のハーレーとはちょっと違うぞ! という楽しさがある。
ハーレーといえばまるっきり純正で乗る人は少数派だろうが、カスタムしていくとなると星の数ほどあるパーツからどうセンス良く作り上げていくかというのは、なかなか難しいトコロ。また自分の感覚に合うショップとうまく出会えるかも大切だ。そんな「普通のハーレーでは物足りない。とはいえカスタムの世界に入っていくのもちょっと怖い」といったユーザーにブレイクアウトは手を伸ばす。こんな形をしているのに純正なのだから、色んな意味で安心であり、それでいて「ドヤ感」は非常に高い。
情報提供元 [ バイクの窓口 ]
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