
現在でも好調なセールスを見せる人気のホンダGB350にバリエーション追加の情報は昨年末から確認されている。その姿は現在でも謎のベールだが、いくつかあるウワサをまとめてみたい。
派生機種は日本でも2024年にデビューが濃厚
GB350/Sは、2023年型が令和2年排ガス規制に対応し7月6日に発売された。この2機種に加えて2024年には派生機種が登場すると予想されている。これが一体どんなモデルになるのかは不明だが、今ある3つのウワサを紹介したい。新GB日本でも発売されるだろう。
最も有力視されているのは、既存のGB350のプラットフォームを活用した派生機種だ。コストを抑えつつ新機種を用意し新たなユーザーが獲得できる手段となる。編集部では、分かりやすくGB400TTマーク2のロケットカウルをCGで装着してみたが、果たして!?
さらに新型GB500の存在もウワサされている。旧GB400には排気量を拡大したGB500も存在しており、ヤマハもかつてSR500を発売していた。GB350のエンジンにも排気量アップの余地があれば、新型GB500の可能性はあるだろう。最新情報では登場することはなさそう。
斜め上の方向性としてはGB750も候補に入れたい。XL750トランザルプやCB750ホーネットのために新開発された並列2気筒エンジンは、「今後も様々な機種で使いたい」と開発責任者は語っており、クラシック系モデルも有望だろう。これも派生機種のひとつ!?

GB350 MKII [HONDA] 画像は編集部で制作した予想CG。ロイヤルエンフィールドは、350ccの「Jシリーズ」をベースに4機種を用意しており、様々な方向性が考えられるだろう。

GB500 [HONDA] 画像は編集部で制作した予想CG。同じエンジンをベースに排気量を拡大したモデルは過去にも存在していた。GBでも実際検討されていたようだ。

GB750 [HONDA] 画像は編集部が制作した予想CG。新開発の並列2気筒エンジンを活用したナナハンGB。エンジンの外観が水冷なのでミスマッチ感があるがGBの路線もあり!?
ロイヤルエンフィールドは350ccだけで4機種をリリース
インドのロイヤルエンフィールドは、9月1日に新型モデルの「ブリット350」を発表。同社が90年の間ラインナップを続けた代表シリーズが復活したのだ。ブリットシリーズは「ブリット500」が2015年までラインナップされていたものの、その後生産を終了していた。
今回は現行ラインナップの350ccOHC空冷シングル「Jシリーズ」を採用し、「クラシック350」「メテオ350」「ハンター350」に続く4モデルとして発表。クラシック350と似たスタイルだが、伝統の「ブリット」のネーミングを携えてデビューした。日本への導入も期待されるモデルだ。

BULLET 350 [Royal Enfield] ブリットは弾丸という意味を持つ伝統モデル。クラシック350とは異なる分厚いダブルシートやアップライトなポジションを採用している。

HUNTER 350 [Royal Enfield] 2023年に新しく登場したハンター350。スタイルはクラシカルながらフレームやホイールサイズ、エンジン特性を見直してスポーツ性能を高めている。

METERO 350 [Royal Enfield] 2021年に発売されたメテオ350は空冷シングルクルーザーというかつてのサベージを思い出させるモデル。ステップはフォアードコントロールだ。

CLASSIC 350 [Royal Enfield] 1948年のモデルG2をデザインベースとしたレトロスタイルのモデル。現行ラインナップでは最古参となるモデルで、ブリット350にコンセプトが近い。
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