可愛らしいスタイルで人気になりそうな中国CFMOTOのパピオXO-1/XO-2の国内販売価格が決定した。ともに原付2種仕様で税込35万円切りというリーズナブルなプライスを実現。年内に発売予定だ。

取材協力:KURE 35 茂原ベース

スクランブラータイプのパピオXO-2も同時に発売へ

CFMOTOのパピオシリーズは、前後12インチホイールの4ミニモデル。現地中国では126ccで販売されているが、日本に導入されるのは欧州でも販売される124ccモデルに決定。また、先行していたパピオXO-1だけでなく9月に発表されたばかりのパピオXO-2も同時に入荷予定だ。

そして、価格は税込34万9800円という35万円を切るプライスを実現。モンキー125やダックス125といったホンダのネオクラ系12インチ原付2種モデルの44万円を9万円下回る価格設定は魅力になるだろう。さらに、グロムの39万500円よりも低価格になっている。

パピオ(Papio)とはヒヒ(狒々)のことで、猿の一種となるオナガザル科の動物。このネーミングはホンダのモンキー125の影響と考えられるもので、レーサータイプのパピオXO-1はモンキーR、スクランブラータイプのパピオXO-2はモンキーBAJAの再来のよう。

また、それぞれ現行のホンダネオクラ系4ミニモデルにはないコンセプトなので、新たなニーズが掘り起こせる可能性もあるだろう。各車ともそれぞれ3色設定されているが、初回販売分は数が限られるようなので、希望のカラーを選ぶ際は早めの決断が吉だろう。

パピオXO-1 [CFMOTO] 中国版4ミニのSTパピオをベースにレトロレーサーに仕上げたXO-1。縦型126ccエンジンは9.5PSで10PSのグロムと互角。12インチのタイヤサイズは同一だ。

パピオXO-2 [CFMOTO] パピオ=狒々(ヒヒ)シリーズの3車種目でストリートファイターのSTパピオ、レトロスポーツのパピオXO-1に続いて発表されたスクランブラーだ。

中国のCFMOTO販売店ではパピオXO-2にサイドカーを取り付けた仕様も展示されていた。サイドカーはコンセプトで発売の予定はないが、ホンダの4ミニに通じる遊び心が感じられる。

パピオXO-1/XO-2中国仕様主要諸元

・全長×全幅×全高:1748×683×963mm
・ホイールベース:1214mm
・シート高:740mm
・車重:114kg
・エンジン:空冷4ストローク単気筒126cc※日本版は124cc
・最高出力:9.5PS/8250rpm
・最大トルク:0.93kg-m/6500rpm
・燃料タンク容量:7L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70R12、R=130/70R12
・価格:34万9800円※日本発売価格
※2モデルとも公式諸元が同一

ギャラリーページへ

この記事にいいねする


コメント一覧
  1. 匿名 より:

    6速なのはいいね。

  2. 匿名 より:

    80年代かってくらい古いデザイン

  3. 匿名 より:

    信頼性とか部品供給の部分が疑問だし、国産車に愛着もあるので私にはご縁がないだろうけど、60年代の北米でカブが受け入れられたたように、興味を惹くコンセプトではある。
    国内メーカーも、負けないようにワクワクするような単車をお願いします。

  4. 匿名 より:

    いつも通り赤男爵で取り扱うのかな

  5. ななし より:

    素材精度やパッケージ価値が付け値の半額しかないので検討の対象にすら上がらない
    電気機器でリモコンなどの磁気喪失や接続の不備の多さなど日本での再検査があったとしても安全面に可なりの不安がある

コメントをもっと見る
コメントを残す