【新車】新型トレーサーGT+はナビ対応、自動ブレーキ、自動クルコン、新世代QS搭載で10/6発売！ 価格は182万6000円
トレーサー9 GT
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ヤマハがトレーサーGTの上級仕様となるトレーサーGT+（プラス）を国内で10月6日に発売する。価格はSTDの33万円アップとなるが、ヤマハ初のレーダーを採用によるアダプティブクルーズコントロールなど新技術を多数盛り込んでいる。足つき性もチェックした。
最先端のミリ波レーダーをヤマハ車で初採用
2021年型でフルモデルチェンジした新型トレーサー9GTは、従来の846ccのエンジンを888ccに拡大し、新作のシャーシに搭載した。また、前後サスにはKYB初のセミアクティブサスペンション＝KADSを採用し、ツアラーモデルとしての完成度を高めている。
2023年に新登場したトレーサーGT+は、新型トレーサーGTに「ミリ波レーダー」を搭載したのが最大の特徴で、レーダーが先行車の有無と車間を検知。状況に応じて巡航／減速／加速の制御を自動的に行うアダプティブクルーズコントロール（ACC）を実現した。
さらにレーダーの情報から前走車との車間に対しライダーのブレーキ入力が不足している場合、前後配分を調整しながら自動でブレーキ力をアシストする新型ブレーキシステムを装備している。ミリ波レーダーとブレーキが連携した機能はバイクでは世界初の機能となる。
他にもトレーサーGT+ならではの装備として7インチTFTディスプレイを導入し、GARMIN社と共同開発した2輪ナビアプリ「Garmin Motorize」のメーター表示が可能。クイックシフターも第3世代として加減速時などの状況を問わず、シフトアップ＆ダウンの操作をサポートする。
TRACER9 GT+ [YAMAHA] 9月2日のヤマハイベントに先行展示されたGT+。こちらはブルーイッシュホワイトメタリック2、他にもパステルダークグレーをラインナップしている。
レーダーは一般的に車両前方に遮蔽物を避けて装着されるが、トレーサー9GT+では下段ヘッドライトの間にレーダーが設置されているのが分かる。
7インチのカラーTFTメーターは、前方車と接近しすぎた場合は画面で警告する。また、スマホとのブルートゥース接続やガーミンナビアプリの使用も可能だ。
イルミネーションライト装備の新しいハンドルスイッチは、スティック状のスイッチで操作性を高めている。内部にイルミネーションライトを装備することで夜間の視認性も向上。
第3世代のクイックシフターは、ACC作動中の車両の加減速に即したシフト操作も容易にする他、追い越し時などシフトダウンにより加速力を強めたい時にも効果を発揮する。
新型UBS（＝前後のブレーキ配分やABS制御を行うユニットのこと）は、レーダーや姿勢角センサー（IMU）の情報に基づいて自動で前後のブレーキ力をアシストしてくれる。
リアディスクは径245→267mmに拡大されキャリパーも改良された。
トレーサーGT+はレザー風のシート表皮を採用。クッション材も見直している。
トレーサー9GT+国内仕様主要諸元
・全長×全幅×全高：2175×885×1430mm
・ホイールベース：1500mm
・シート高：820-835mm
・車重：223kg【220kg】
・エンジン：水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ 888cc
・最高出力：120PS/10000rpm
・最大トルク：9.5㎏-m/7000rpm
・燃料タンク容量：18L
・変速機：6段リターン
・ブレーキ：F＝Wディスク、R＝ディスク
・タイヤ：F＝120/70ZR17、R＝180/55ZR17
・価格：182万6000円【149万6000円】
※【 】はトレーサー9GT
身長170cm、体重62kgのライディングポジションはご覧の通り。スクリーンが高く上体がリラックスした姿勢のため、長距離ツーリングでも快適だろう。
身長170cm、体重62kgの足つき性は両足がつま先立ちに。シート高はLoが820mm、Hiが835mmに可変できるようになっている。
こちらはパステルダークグレー。2色ともトレーサーGT+専用カラーだ。
