
韓国・ヒョースンから販売されている250ccクルーザー「GV250DRA」。普通二輪免許で乗れるクルーザーのラインナップが少ない今、空冷Vツインエンジンを採用したボバースタイルのマシンとして貴重な存在といえる。Youtubeチャンネル「WebikeTV」では、ライターの谷田貝氏による試乗インプレッションを公開中だ!
目次
ボバーライクの迫力あるスタイルが特徴! しかし意外に運動性能も高い?
韓国発のメーカーHYOSUNG(ヒョースン)から2023年に発売された、250ccの新型クルーザーがGV250DRAだ。普通二輪免許で乗れるクルーザーといえば現在はホンダ・レブルやカワサキ・エリミネーターが国内メーカーからもラインナップされているが、どちらも水冷のスポーティなエンジンを採用しているのが特徴的。そんな中でGV250DRAは、昔ながらの空冷Vツインエンジン(75度バンク)を用いており、クルーザーの重厚な雰囲気を存分に発揮するモデルとなっている。

高めの快音を放ちながら走り出すGV250DRA。キーシリンダーは本格クルーザーらしい左側だ。

そのままハイウェイを直進するかと思いきや、ワインディングをクイックに旋回する意外な姿で登場。

ヒョースンからは125cc、300ccのクルーザーが以前からラインナップされていたが、GV250DRAはその中間を埋める新モデルだ。
最新機能とタフなエンジンは「レブル」の有力なライバルになるか!?
車体サイズは250ccクラスとしては大柄で迫力抜群。前17インチ、後ろ16インチのホイールに履かれたファットなタイヤでいっそうハイクラスのモデルに見える。それでいて重量は172kgと標準的な数値に収まっており、シート高も750mmと低い。ビギナーにも取り回しに不安がなさそうな車格といえる。
エンジン出力は26.9PS(19.8kW )/9000rpmを発揮。ライバル機と同クラスのパワーを持っている。谷田貝氏は市街地から高速道路、ワインディングでそれぞれフィーリングをチェックし、ふけ上がりの軽いエンジンはむしろスポーツモデルのように「回せる」心地よさを感じたようだ。
メーターはフルデジタル、LED灯火やABS、倒立フォークといった最新水準の装備も魅力的。価格は63万8000円だ。ホンダ・レブルと同クラスに位置するこのGV250DRA、個性的な250ccクルーザーを探しているライダーに注目してほしいモデルといえる!

大柄なボディは250ccを超えた存在感。しかしシート高や重量は低めで、扱いやすさも兼ね備える。

空冷Vツインのエンジンは高回転を楽しめるDOHC4バルブ。9000rpmで26.9PSを発揮する。ラジエーター風のパーツはオイルクーラーだ。

メーターは1眼式のフル液晶で、回転数と速度を同時に表示。シンプルだが多機能。

フルLEDの灯火類やABS、倒立フォークといった最新水準の装備を備えつつ、存在感のある個性的なクルーザー。それがGV250DRAだ。細かなフィーリングへのコメントは動画をチェック!
【試乗インプレ】ヒョースン GV250DRA ストリートクルーザー を徹底解説!
試乗レポも公開中!
GV250DRA(2023)主要諸元
・全長×全幅×全高:2240×840×1125mm
・ホイールベース:1460mm
・シート高:750mm
・車重:172kg
・エンジン:空冷4ストローク75度V型2気筒DOHC8バルブ 244cc
・最高出力:26.9HP(19.8kW)/9000rpm
・最大トルク:2.12㎏-m(20.8Nm)/8500rpm
・燃料タンク容量:17.5L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/80-17、R=150/80-16
・価格:63万8000円
情報提供元 [ HYOSUNG(サクコーポレーション) ]
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