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CBR1000RR(999cc)
オーナー:ちゃん山さん
ウェビックコミュニティに投稿されているMYバイクを毎週1台紹介するこのコーナー。今回紹介するモデルはホンダ「CBR1000RR」、オーナーは「ちゃん山」さんです。
ホンダが誇るスーパースポーツの筆頭だった「CBR1000RR」。MotoGPマシンからフィードバックされたデザインと技術を備えたフラッグシップとして、2004年から販売されていました。スポーツマシンとしては非常に息の長かったモデルですが、時々の最新水準にアップデートするべく、何度もモデルチェンジを繰り返しています。2008年には特徴的なセンターアップマフラーが変更され、フロントマスクもリファイン。2012年にはビッグピストンフォークやバランスフリーサスペンションを採用する足回りの強化を受け、更に2017年には電子制御化を果たし、5軸IMUの搭載やトラクションコントロールシステムを備えて更にコントローラビリティを高めています。モデルチェンジにより2020年には惜しまれながら後継機「CBR1000RR-R」へ後を引き継ぎましたが、今でも根強いファンがいる大人気モデルなのです。
今回紹介するちゃん山さんは、GPマシンであるRepsol Honda TeamのRC211VにあこがれてCBR1000RR(SC57)を購入後、とにかくあらゆる楽しみ方をし尽くした様子。街乗り、ツーリング、サーキット走行やキャンプ、そして日本一周もレプソルカラーのSC57でやり遂げています! 走行性能は「正に電光石火」と満足なうえ、意外と快適なシートレイアウトは大容量のバッグも設置でき、ツーリングも全然苦にならないとのこと。キビシイ前傾姿勢を維持しなくてもラクに走れるという、スペックとルックスを裏切る快適性をベタ褒め!
もちろん長く愛車と付きあう中で、ものすごい排熱によるオーバーヒートやステターコイルの故障といったトラブルにも見舞われているのですが、それらのトラブルも堅実に解決。これからCBR1000RRに乗るライダーへのアドバイスをしたためてくれました。日本一周ライダーによるCBR1000RRインプレッション、レプソルカラー好きには必見です。

ちゃん山さんがレプソルホンダRC211Vにあこがれて入手したCBR1000RR(SC57)。見た目だけではなく、フレームやエンジンにもGPマシンの技術がフィードバックされたホンダのフラッグシップモデルです。

その愛着は並々ならぬもので、サーキット走行はもちろん、街乗りからキャンプ、そして日本一周までを達成! 意外な積載性能の高さにも驚き。
<MYバイクコメントより>
■購入動機・用途・比較車種
ホンダレプソルのRC211Vの憧れからこのバイク以外あり得ないと思い購入
街乗りからツーリング・サーキット、キャンプや日本一周まで全てをこの一台と共に走り抜けてきました!
■長所
まずはそのルックス
約15年経った今もなお、現行車に見劣りしない洗練されたフォルム
特徴的なセンターアップマフラー
一本出しマフラーのスマートなフォルムも良いが唯一無二なフォルムの二本出しマフラーの迫力は格別
走りは正に電光石火のソレ
時速100キロまで腕次第では3秒を切る勢い
それでいてコーナーリングは変幻自在の切り込みが可能
今でこそ当たり前のABSやトラクションコントロールは当然ながら装備されて無い。
しかし、裏を返せば電子制御に邪魔されないダイレクトな走りが楽しめ己の腕を試せる。
走りに目が行きがちだがこの機体の良さはそれだけに留まらない。
まずはそのルックスから本来反比例する積載性能だが、リアシートは意外とフラットなうえ面積が広くタナックスのサイドバックだけでなく大容量のキャンピングシートバックまで装着可能!
また、垂直姿勢による運転も楽に行え長距離運転も苦にならない!
そのことからキャンプは勿論のこと日本一周も行いました。
とは言え、最後はやっぱり金額の問題がある。
現行のリッターSSクラスになると今では200万円越えは当たり前の世の中。
だがSC57は中古相場もそこまで高か無く
100万円予算で有ればそれなりの個体が手に入るのではなかろうか。
10年乗り継いだ私からするとルックス・性能・取回し・コスパ全てにおいて高水準のバイクであると確信出来るHONDAの最高傑作だと心酔しています。
■短所
強いて言うと二人乗りには向かないところ。
同乗者、下手をすると運転手を振り落とす文字通り殺人的な加速力なので相手の事を考えるのであれは大人しくマスツーまたは車でドライブにした方が良い。(というかその方が絶対100倍は楽しい)
■これから買う人へのアドバイス
このバイクを乗る上でいくつかポイントがある
一つ目は熱処理の問題。とにかく暑い。
水温・油温が青天井で上がってゆく様は正にファイアーブレードの名に相応しいレベル
夏場の渋滞待ちはオーバーヒートは必須
冬場でも油温が100℃を超えるほど暑くなる
試行錯誤した上である問題に行き着いた。
それが冷却水バルブの開閉タイミングである。
ご存知の通り水冷エンジンの為クーラントを循環させて温度を下げる設計だが、その開閉タイミングが純正バルブだと80℃からなのだ。(そりゃ暑い訳だ。)
この問題は社外パーツに60℃で開閉するバルブがあるので交換を強く推奨する。
コレだけで春秋冬のスリーシーズンの油温・水温が劇的に変わる。
しかし、これだけだと夏場前後は心許ない。
私は加えて冷却ファンの強制スイッチの追加。
水温の高温化に伴うクーラントが漏れやすい為、強化キャップへ交換。
油温・電圧管理の為、油温・電圧計の追加しました。
これらを怠るとSC57の持病ステーターコイルの燃焼や電気系統への負荷に繋がります。
(かく言う私もコイルを2回ほど焦げ炭にしました。)
なのでこれら4点のパーツの交換及び追加した方が望ましいです。
CBR1000RRのユーザーレビューを確認
オーナー平均満足度3.51
評価人数: 1679人
新車平均価格: -万円
中古車平均価格: 123.25万円
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