2022年にフルモデルチェンジしたXSR900をベースにアメリカのデザイナーが手がけたカスタムが完成した。往年のTT-F1レーサーを再現したスタイルは、ヤマハ純正のような仕上がりだ。

市販カウルを活用してXSR900Rにカスタム

アメリカの「By JMR Design」代表のジュシュ・メリル氏が手がけたXSR900カスタムは、1992年のYZF750をモチーフに制作されたフルカウル仕様。現状はヘッドライトが装着されていないサーキット走行専用仕様となっており、車名には「R」が追加されている。

フルカウルになってもヤマハらしいマッチングを見せているのは、ヤマハワークスレーサーのYZF750デザインの市販カウルを装着しているからだ。1992年モデルのカウルがYZF750RやFZR750R向けに現在でも発売されており、加工やステーを製作してXSR900に装着している。

また、タンデムシートカバーは日本のファニーズカスタムサービスの製品を装着して、シングルシート風に見せている。カラーリングは純正カラーのブルーメタリックのタンクをあえて残すようにデザイン。ゴロワーズカラーにUSインターカラ―(ストロボ)の組み合わせが印象的だ。

XSR900R [By JMR Design] レーシングチームの運営にも携わるジョシュ氏は、デザインやパーツ製作も手がけることからまるでノーマル車のような自然な仕上がりになっている。

XSR900 [YAMAHA] こちらはビフォーの写真。ブルーのカラーリングのタンクはほぼそのまま残しつつ、フルカウル化されたことが分かる。

1990年代のカウルデザインがレーサーレプリカブーム時代を思い出させてくれる。中身は電子制御がフル投入された車体なので、ファンライドにもってこいだ。

車名にはRaceの「R」を追加。ブルーのゴロワーズカラーにストロボデザインを組み合わせた例は1984年RZ250Rなどの例があるが、黄に黒ストロボや白に赤ストロボがメジャーだ。

カウルステーをXSR900用に製作してフルカウル化している。

テールカウルはファニーズカスタムのシングルシートカバーを装着。純正シートより20mmほど長くすることでリア回りにボリューム感を出している。

YZF750(1992年) [YAMAHA] TT-F1時代のワークスマシンで翌1993年に市販版のYZF750Rが発売された。写真のNescafé CAN Racing Teamは同年の8耐で2位を獲得した。

ヤマハもXSR900フルカウル仕様「DB40」を製作

2023年7月13~16日開催の英国グッドウッドフェスティバルでヤマハがXSR900 DB40プロトタイプを初公開した。初日の7月13日は、英国人元レーサーのニール・マッケンジー氏がライディングし、往年のYZR500にインスパイアされたカウル付きスタイルをお披露目した。

XSR900をベースにしたXSR900 DB40プロトタイプは、デルタボックスフレームの40周年を記念して製作されたもの。アッパーカウルは往年のYZR/TZR風にナックルガードが別体で取り付けられたスタイルに。カウルセンターにはヘッドライト風のダクトが設けられている。

XSR900 DB40 Prototype [YAMAHA] フレームをアルミ地のカラーにして目立たせた上にYZR風のハーフカウルを装着したXSR900。

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