マットブラック仕立てでまた異なる印象を作り出す

ブライトロジックによる’22年型GSX-R1000R。下で2台並びに写っている第3世代ハヤブサと同じオーナーからのオーダーで、車両コンセプトも同じオールブラックだ。

「この車両でもハヤブサと同じように、黒く出来るところは全部ブラックで仕上げています。ステップもタンデムステップステーも、ピボットシャフトも前後のアクスルシャフトも、それにそれぞれの対になるナットも」

ブライトロジック GSX-R1000R オールブラックをコンセプトにしたスーパースポーツ

ブライトロジック・竹中さんはこのように黒く仕立てたパートを挙げてくれる。ハヤブサ同様にオーナー持ち込みのサイレンサーを装着し、この車両ではステアリングダンパーをブラックのオーリンズ製に換装しているが、それ以外は純正ベース。ブラックアルマイトやブラックめっきによって金属パーツを着色し、ホイールも全体に合わせたブラックペイントを施すというように、パーツの素材によって着色法を変えているのもハヤブサ同様。

「ここまでやっていくと、たとえばスクリーンの取付ビスがシルバーカラーのままで残ってしまうと気になるというか目立ってしまうので、そこもブラックにしてます。フロントフォークもボトム後ろ側に着いているリザーバータンク部が気になりましたけど、ここは非分解のパーツ。ですからちょっと考えて、アルミの筒をブラックで作って被せることにしました」

さすが、という発想。外装まわりは各部SUZUKIロゴも含めて、こちらの車両でもすべて塗装で仕上げている。ただこちらはベースカラーをマットブラックとして、ツヤあり仕上げのハヤブサと好対照を作り出している。出された条件に対して、どうまとめるかを突き詰める。しかも、2台できちんと違いも作り、カスタム感も満たす。このフルブラック車両2台は、カスタムで他と差を付けるにはどうするか、そしてそれを高いレベルでまとめるにはどうするかを、色というテーマでよく分からせてくれる好例と言える。


Detailed Description 詳細説明

ブライトロジック GSX-R1000R オールブラックをコンセプトにしたスーパースポーツ

同じ“フルブラックで”というコンセプトによって同時にブラック化したハヤブサ(右)のつやありと対比するというセンスも楽しい。



ブライトロジック GSX-R1000R オールブラックをコンセプトにしたスーパースポーツ

外装はマットブラックでフルペイントされる。純正ではシルバー地となっているスクリーン取付ビスも黒くして突出感も抑えている。



ブライトロジック GSX-R1000R オールブラックをコンセプトにしたスーパースポーツ

トップブリッジやステムナット、ロアブラケットもブラック化し、ステム下にはオーリンズ・ステアリングダンパー(ブラック)も収まっている。フロントフォークトップやクラッチ調整ダイヤルなど、調整/アクセス機会の多い部分はそのままで残した。



ブライトロジック GSX-R1000R オールブラックをコンセプトにしたスーパースポーツ

外装はつや消しのブラックでペイント。タンクサイドやヘッドライト下、サイドカウルなど各部のSUZUKIロゴはステッカーではなくペイントで作製。



ブライトロジック GSX-R1000R オールブラックをコンセプトにしたスーパースポーツ

シートやリヤフェンダーなどはは純正でテールカウルサイドの1000Rロゴはペイント。アクセサリーのシングルシートカウルもペイント後に装着したものだ。



ブライトロジック GSX-R1000R オールブラックをコンセプトにしたスーパースポーツ

GSX-R1000R純正のBFFフロントフォークはアウターチューブをブラックアルマイト処理。ボトムのリザーバー部分(ゴールドカラー)は非分解のためあえてそのままとした上でアルミで筒を作ってブラック仕上げの外観とした。ブレンボキャリパー&ディスクは純正をそのまま使っている。



ブライトロジック GSX-R1000R オールブラックをコンセプトにしたスーパースポーツ

3.50-17/6.00-17サイズのホイールやスイングアーム、リヤショックは純正。ドライブチェーンはRKのブラックに変更している。



ブライトロジック GSX-R1000R オールブラックをコンセプトにしたスーパースポーツ

サイレンサーはオーナー持ち込みのUSヨシムラを装着する。リヤブレーキは純正装着品で、ホイールも純正のリムストライプを排してフルブラックとする。



ブライトロジック GSX-R1000R オールブラックをコンセプトにしたスーパースポーツ

ショーワBFRC liteリヤショックはあえて純正そのままとした。ステップのバンクセンサーなどはめっき処理でブラック化している。


主なカスタム内容(SUZUKI GSX-R1000R)

エキゾーストシステム YOSHIMURA R&D TRC-D デュアルカーボン スリップオンマフラー
ドライブシステム駆動系
*スプロケット、カバー含む
RK 525XXW ドライブチェーン ED.BLACK
ハンドル周りステアリング
*ステダン、ミラー含む
OHLINS ステアリングダンパー“SD RT”
外装 SUZUKI シングルシートカバー



ブライトロジック GSX-R1000R(SUZUKI GSX-R1000R)
取材協力:ブライトロジック TEL046-246-4488 〒243-0803神奈川県厚木市山際780-1
URL:https://www.bright-logic.com
2023年 4月 24日



情報提供元 [ ヘリテイジ&レジェンズ ]

この記事にいいねする


コメントを残す

スズキ GSX-R1000Rの価格情報

スズキ GSX-R1000R

スズキ GSX-R1000R

新車 0

価格種別

中古車 34

本体

価格帯 ―万円

万円

諸費用

価格帯 ―万円

万円

本体価格

諸費用

本体

193.25万円

価格帯 166.1~224.4万円

諸費用

9.62万円

価格帯 9.34~11.27万円


乗り出し価格

価格帯 ―万円

万円

新車を探す

乗り出し価格


乗り出し価格

202.88万円

価格帯 177.37~233.74万円

中古車を探す

!価格は全国平均値(税込)です。

新車・中古車を探す