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MONSTER 797(803cc)
オーナー:タスクンさん
ウェビックコミュニティに投稿されているMYバイクを毎週1台紹介するこのコーナー。今回紹介するモデルはドゥカティ「MONSTER 797」、オーナーは「タスクン」さんです。
ドゥカティ発のネイキッドシリーズ「モンスター」は、硬派なフルカウルスポーツのイメージが強かったドゥカティを、とっつきやすくしたことで人気を誇るシリーズ。ラインナップされたモデルも400ccから1200ccまで多様ですが、90度L型ツインのデスモドロミックを採用するエンジン、特徴的なトラスフレームのシルエットはどの世代でも共通しています。中でもモンスター797は、一度水冷エンジンに切り替わったモンスターシリーズのエンジンを、再び空冷2バルブエンジン「デスモデュエ」とした2017年発売のモデルで、スタンダードに加えモンスター797+(プラス)という上位バリエーションもラインナップされました。
今回紹介するタクスンさんの愛車は、漠然と「ドゥカティを所有したい」と」思っていたところに、ちょうどよく始まった新車購入キャンペーンにつられてゲット。初代モンスターに似た雰囲気を空冷エンジンから放つモンスター797は、「バサバサとした空冷サウンド、フィーリング」を楽しめると大満足な様子。ただし2020年にモデルチェンジされ、既に新車が販売されていないモデルであるため、装備はスリッパークラッチ、ABS、USB充電ポートといったところで、その点は「極めて普通で地味」との辛口評価です。
しかし、高いコーナリング性能やフィーリングのよさは、ドゥカティビギナーにとっては「エントリーモデルとして間違いない」というほど。特に長野県の茅野市と佐久穂町をむすぶ「メルヘン街道」はうってつけの舞台とのことで、モンスター797オーナーは一度、足を運んでみる価値があるでしょう!

「パワーがありすぎない」ので、ワインディングをメインとしたコーナリングを楽しむツーリングで真価を発揮するというモンスター797

スタンダードモデルにシートカバーとビキニカウルを追加装備したバリエーションがモンスター797+。タクスンさんはビキニカウルをスタンダードモデルに取り付けるカスタム済。
<MYバイクコメントより>
■購入動機・用途・比較車種
漠然とドゥカティを所有したいと日々思っていたが、2019年にモンスター797の20万購入サポートキャンペーンにつられ、購入。
用途としては、ワインディングがメイン。たまにロングツーリング。
本当はモンスター797+の赤が欲しかったが、購入検討時のタイミングが悪く、在庫無しだった為、モンスター797を購入。ビキニカウルのみ後付けとした。
■長所
ドゥカティのスタンダードとも言える構成。空冷L型2気筒エンジン、トレリスフレームと初代モンスターらしい外観。特に空冷エンジンは貴重。バサバサとした空冷サウンド、フィーリングを楽しめる。
パワーがありすぎないので、非常に扱いやすい。ドゥカティらしさは十分にあり、ドコドコとした鼓動、シャープなコーナリングを楽しめる。
装備は、スリッパークラッチ、ABS、USB充電ポートくらい。非常にシンプルだが、その分安く、必要にして十分。
■短所
高級な装備は一切無し。例としてKYB製フロントフォークは非調整式、ザックス製リアショックはプリロード、ダンパーは伸び側のみ調整可能。メーターはモノクロで、内容は極めて普通で地味。
全体的におとなしめな性格のバイク。その分乗りやすく仕上げてはあるが、人によっては物足りなさを感じるかもしれない。
個人的な好みの問題だが、ステップが前すぎる。もうちょっと後退させたいが、アフターパーツがあまり無い。そのため、カスタムを楽しむようなバイクではない。
真冬はエンジン、ミッションが温まるまで、クラッチワークが難。
構造上、ハンドル切れ角があまりないので、取り回しはそれなり。そんなに重いバイクではないが、女性には少々つらいかと思われる。
■これから買う人へのアドバイス
ドゥカティのエントリーモデルとして間違いない。ドゥカティに乗ってみたいが上位モデルは・・・という人におすすめ。もしウマが合えば、上位モデルを買えば良いし、失敗しても元が安いのでそんなにフトコロは寒くはならない。(と思われる)
全体的に物足りなさが残るが、このバイクの一番の魅力はやはりコーナリング。自身がうまくなればなるほど、バイクが期待に応えてくれる。
余談だが、長野県にあるメルヘン街道はこのバイクにまさにうってつけ。購入したら、メルヘン街道へGO。
モンスター797のユーザーレビューを確認
オーナー平均満足度3.17
評価人数: 8人
新車平均価格: -万円
中古車平均価格: -万円
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