中国のバイクメーカーがCFMOTOがミニバイクシリーズのパピオに電動モデル「PAPIO NOVA(パピオノバ)」を追加リリースした。

文/写真:Webike+ HongKong

最高速は112km/hの12インチミニEV

パピオは狒々(ヒヒ)という意味で、モンキーと同じサル目の動物の名前。ホンダのモンキー125と同じミニバイクとしてラインナップされており、縦型空冷単気筒126ccエンジンを搭載している。今回これにEV仕様のパピオノバが追加リリースされた。

パピオノバはエンジン版とは全く異なるデザインで、SF映画に出てきそうな未来的なフェイスデザインを獲得。ヘッドライト、テールランプ、ウインカーにはLEDランプを採用し、テールライトの形状はCFMOTOのスーパースポーツであるSRシリーズと統一している。

パワー面は、最高出力12.5kW(17PS)、トルク251Nm(25.6kg-m)のモーターを搭載。最高速は112km/h、0-50km/h加速はわずか2.3秒で日常のライディングには十分な性能を発揮する。さらに4.4kWhのバッテリーを搭載しており、航続距離は150kmと発表されている。

足まわりは、フロントに倒立フォークを装備し、スチールパイプフレームとアルミ製スイングアームにより剛性と軽量化を追求している。フロントブレーキは径220mm、リアブレーキは径190mmのディスクブレーキを採用。ホイールサイズはモンキー125と同じ前後12インチだ。

PAPIO NOVA [CFMOTO] 中国のCFMOTOが2022年11月に発表した電動ミニバイク。モンキーを意識したネーミングのミニバイクで、エンジン版は縦型単気筒を採用している。

ヘッドライトはLEDでスクリーン部分にポジション灯を配置。ロボットのような顔つきがSF的でEVのコンセプトにマッチしている。

同じCFMOTOのスーパースポーツであるSRシリーズと共用のテールランプはスポーティな印象だ。

ボディにはバッテリーを内蔵し、ピボット付近にモーターを配置する。車体左側に充電コネクターの差し込み口がある。

フロントは倒立フォークに径210mmディスクブレーキを装備。12インチのホイール径はモンキー125と同じだ。

リアはモノサスとし、スイングアームはなんと軽量なアルミ製。リアも径190mmディスクブレーキを装備する。

シート高は770mmで775mmのモンキー125とほぼ同一。パピオノバは二人乗りも可能だ。

カラーTFTメーターにコネクテッド機能も搭載

パピオノバはミニバイクにも関わらず5インチTFTカラーメーターを採用。左側にバッテリー残量、中央に速度、右側に時計が表示される。また、着信通知機能や画面表示ナビゲーション機能も備えており、これまでのミニバイクにはない機能性を実現している。

また、車両の所有者は NFCカード(非接触ICチップ)やモバイルアプリを使用してBluetooth経由でロックを解除できるキーレスシステムにより、盗難抑止効果と利便性が向上。ライディングモードは、エコモードが最高速60km/hでエネルギー消費量を削減。ストリートモードは80km/h、スポーツモードは112km/h まで上昇し、エキサイティングな走りを実現している。

ミニバイクにしては豪華な5インチTFTカラー液晶を装備。スマホとの接続も可能でナビも表示するという。

CFMOTOの国内販売に向けて動き

CFMOTOは、国内ではバイク販売が行われていないが、千葉県茂原市のバイクショップ「KURE 35 茂原ベース」が日本での販売に向けて準備中だ。これに先駆けて7月末にツインリンクもてぎで開催された7時間耐久レースにCFMOTOのスーパースポーツ「250SR-S」で参戦し、50位で完走を果たしている。

パピオノバについては販売だけでなくワンメイクレースなども開催する意向だ。

250SR-Sは、250cc単気筒のスーパースポーツ。2気筒勢などとの混相で苦戦しつつ完走を果たした。カタログスペックは29.2PS/9750rpmを発揮する。

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コメント一覧
  1. あま より:

    さすがパクリ王国の中国製、見た目がグロムそのまま。

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